地歴部 夏の歴史見学会報告

地歴部が「歴史見学会」を行いました。顧問の岡田先生より報告をいただきましたので、ご紹介します。

地歴部の「歴史見学会」。夏休みは、「青春18きっぷ」を使って、少し遠出をします。今回の見学地は兵庫県朝来市の「生野銀山」と「竹田城跡」。8月10日(水)、コロナ対策、熱中症対策を万全にして、行ってきました。

菊のご紋の門柱.jpg

生野銀山で私たちを迎えてくれたのは、菊の御紋が配された門柱。1年生部員は「歴史総合」の授業で、官営鉱山「生野銀山」の三菱への払下げを学んだばかり。「生」の見学により、知識が定着します。

坑道の一部が公開されているので、実際に中に入ってみました。坑道内は年間を通じて約13度。全長約1000mの坑道を見学し終わったときには、身体が冷え切っていました。

GINZAN BOYZ NO.9駆くん.jpg

生野銀山が鉱山として稼働していたころの様子を伝えるため、あちこちに「GINZAN BOYZ」なるマネキン人形が設置されています。部員たちが熱心に写真をとっているのは、「NO.9 駆(かける)くん」。トロッコの安全運転を心がけているそうです。

甲社宅の説明を聞く部員たち.jpg

駅に戻るバスを途中下車して、旧生野鉱山職員宿舎(甲社宅)も見学しました。日本近代の生活様式を残す貴重な史料がたくさんならんでいました。明治時代に建てられたものを昭和年代に改造された「甲9号棟」は、実際に宿泊もできるそうです。

甲社宅の内部.jpg

最後に訪れたのは竹田城跡。標高353.7mの山頂に築かれた山城の跡です。時間の関係で、登りはタクシーを使いました。駐車場から300メートルほど登った場所に「落ちない岩」があり、3年生部員が早速合格祈願。

全員で「天守台」まで登った後、下りは自分の足で登山道をおりました。

JR高槻駅に朝の8:00に集合し、解散は夜の20:20。万歩計は25159歩を示していました。地歴部の見学会には、知識だけでなく、体力も必要。部員のみなさん、顧問の先生方、お疲れさまでした!

【地歴部顧問:岡田英次】