10/27(金)教員人権研修を実施

 本日、15:20~本校スクールカウンセラー 卜部 望友 氏を講師にお招きし、「不登校を考える」テーマに教員研修を実施しました。

 不登校は誰にでも起こりうる事象であり、その要因も様々です。ただ登校を促すだけではなく、一人ひとりの個性を生かし、社会へ参加し、充実した人生を過ごせるよう社会的自立に向けての支援の視点をもった対応が必要です。

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 本日は一方向の講義ではなく、クイズやグループワークもあり、実りある研修であると同時に、授業の進め方としても学びの多いものでした。卜部先生ありがとうございました。

 東近江市長の「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」「不登校は親の責任」との発言がありました。市長の発言の真意はわかりませんし、軽々に是非論を述べることはできませんが、市長自身はフリースクールに行かれていないとのこと、ご自身の経験に基づいた発言でないことは確認できました。私自身は教頭時代にフリースクールを訪問し、また、連携させていただいた経験があります。室内での勉強の時間もあれば、軽スポーツや畑作業といった時間もあります。また、郊外への遠足といったプログラムもあります。高校の場合、フリースクールでの学びを単位として認定することはハードルの高いことですが、通学が難しい状況にある生徒にとって、フリースクールが社会への参加、社会的自立に向けての学びの場の一つであることは間違いありません。

 私は「高槻市いじめ・不登校対策協議会委員」を務めて4年目になります。今月31(火)には今年度の協議会が予定されており、小中学校の状況や取り組み等も含め協議・情報交換をすることとなっています。