12/22(金)全校集会を実施

 本日4時間目に、冬休み前の全校集会を実施しました。(本校は2学期制ですので、終業式ではありません。)

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 私からは、「冬至と季節変化」「地球環境」等について、生活指導室からは「自転車安全運転」「遅刻」「返事」等について、話をしました。

 続いて、多くのクラブの表彰とタイ研修の壮行会も行いました。

 私たち生命が誕生できたのは、地球に液体の水が存在していたからです。太陽からの距離、大きさ・・・数多くの奇跡があったからですが、公転面に対する自転軸の傾きが絶妙であることもその一つです。自転軸の傾きによって、季節が変化します。自転軸の傾きは、約4万年の周期で21.0~24.5°の範囲で変化しているそうですが、奇跡的にちょうどいい傾きなのです。現在は23.4°、もし、傾きがなかったら、極付近は常に極夜(1日中太陽が昇らない・・・46億年中)に近い状況で、極寒の地です。反対に赤道付近は灼熱の地です。貿易風や偏西風といった大気を循環させる風も吹かないかもしれません。傾きが90°(横倒しの状態で、ごろごろと転がるようにして太陽のまわりを回っている)なら北極や南極では半年間、太陽は沈まず、半年間は太陽が出現しません。ちなみに天王星の自転軸は98°、公転周期は約84年、天王星の極付近では昼が42年、夜が42年続きます。また、月の存在も大きいのです。月は他の惑星の衛星に比べ、とても大きく(地球:月=3.7:1)、引力で潮の満ち引きが起こるなど地球に大きな影響を与えています。引っ張られているのは海水だけではありません。陸地も含めて大きな力が働いています。この力は地球の自転にブレーキをかけています。もし、月がなかったら、地球の自転速度は3倍程度になるそうです。そうなると気象現象は激しくなります。

 今年の夏は異常高温でしたが、今後もこの傾向は続くでしょう。"数十年に一度"が定義の特別警報が毎年発令されています。地球温暖化・・・大気中の二酸化炭素の増加が最大の原因です。この奇跡の星は現代人だけのものではありません。新たなエネルギー開発(発電方法)により、カーボンニュートラルを実現しなくてはなりません。将来、その開発に携わる槻の木生はいないかもしれませんが、全員がエネルギーを使用します。意識はしっかり持っておきたいものです。

 冬至である今日はカボチャをいただき、母なる地球や月にを想いを馳せ、ゆったりと柚子湯につかりたいものです。