9月5日(木)八尾翠翔高校の8期生の教え子が学校を訪ねてくれました。彼は大阪市内の中学校から通学し野球部で一生懸命頑張ってくれた生徒さんです。2m近い身長を生かし投手をしていました。卒業後は体育の先生になりたいと言っていたのですが、途中でデザインなどに興味を持ち、芸術系の大学に進学しました。在学中に今度は、野球の木製バットの制作に興味が向き、学校をやめて、原材料の本場になるカナダのバット工場の面接に行ったそうです。そこには採用されなかったのですが、現地の製材工場で1年間働き、そのつてで愛知県のバット工場に就職して10年間頑張ったそうです。そしてこの春、自社ブランドを立ち上げて、今は会社の代表として頑張っているそうです。まず、起業するパワーがすごいし、自分がやりたいことができるとそこに向かって突き進むパワーがすごいです。それを支えてくれるご家族もすごいですし、支えてもらえる信用を得ていることもすごいです。翠翔の生徒は、積極性や自主性を身につけてほしいとか、そこが課題だとかよく言われますが、この卒業生に関しては全くそんなことはありません。自分で道を切り開いていくこの卒業生から今日は元気をもらいました。