1月24日(火)摂津市立第四中学校

摂津市立第四中学校では、毎年、第1学年全クラス一斉の研究授業を行っています。特に今年度は、「言語活動」に焦点をあて、言語に関する理解を深めるため、伝える力を育成する授業づくりに取り組みました。数学科では、習熟度別授業で「平面図形の復習~作図」を題材とした研究授業を行いました。1年生で学習する作図の総復習と、作図の手順を生徒が説明し、授業者が説明に従って実際に作図するという方法を取りました。

事前授業では、作図はできても手順を説明することが難しい、という生徒の実態を受けて、「どのように自分の言葉を使い説明すればよいのか」という課題に迫る発問や教材作りに府教育センター指導主事の指導助言を受けながら数学科の教職員全員で取り組みました。教材として出すプリントの文言を一つずつ検討し、わかりやすい言葉を選んで作ることに重点を置きました。

当日の授業では、生徒たちからは作図ができ、さらに説明ができたときには「やった、できた!」という声や表情が見られました。 

研究協議では、指導主事より「生徒自身が言葉にして説明することのむずかしさ」「文章や箇条書きとして説明することも言語活動にあたる」との提言と、数学だけでなく他教科においても同様の手法を取って生徒たちの言語活動を育成できるとの助言がありました。今回の研究内容をすべての教科に生かすことにより今後の授業づくりに向け、全教職員共通の理解を図ることができました

 

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