豊能町立東能勢小学校では、今年度、国語科「書くこと」の育成を校内研究の中心に据えて取り組んでいます。府の「使える英語プロジェクト事業」への参加を機に、外国語活動において自己表現力を高める活動を通じて学習意欲の向上を図り、「書くこと」につながる言語活動の充実もめざしています。
研究授業では、「英語ノート1」より5年生「時間割を作ろう」を題材に、班でオリジナルの時間割を制作し、前に出て英語で説明するという外国語活動の授業が行われました。「夢の時間割」である理由を英語で説明するのは難しいため、日本語で説明し、ALTが「What is this?」と英語で問いかけていく展開でしたが、子どもたちはALTの言葉を理解し、一生懸命答えていました。
研究討議では、班活動と個の活動の効果についての評価や、ALTとの連携が話題になりました。講師である府教育センター指導主事からは、「活動」の時間を増やすことや、もっと絵やイラストなどを活用して視覚的にとらえることができる工夫を授業に取り入れると、児童にとって分かりやすくなる、等の助言がありました。また、府の学力学習状況調査の結果を踏まえて、小学校外国語活動の授業だけではなく、授業改善の視点について示唆があり、課題と次年度の取組の方向性が見えてきました。