箕面市立北小学校では、本年度は国語科における思考力、表現力を育てる授業を研究することをテーマに校内研究に取り組んでいます。「教師主導」の授業づくりから「児童主体」の授業づくりをめざし、全体研修と3回の授業研究会に取り組みました。学校として方針を持ち、組織的に取り組む授業づくりへの第一歩として、府教育センター指導主事を講師として、夏季休業中にワークショップ型で教職員全員による教材分析に取り組みました。
11月10日(木)の研究授業では、最初に子どもが一人で考え、次にグループで考えを共有し、最後に全体で深める過程を大切にすることを確認して取り組みました。授業後の研究討議会では、教職員それぞれが自分の授業を振り返る機会になりました。
従来の授業研究では、教材分析に時間がかかり、「子どもの学び」に注目するというところまで至らないという課題もありました。しかし、今年度の校内研究を通して、教材分析は根底として欠かせないものである上に、すべての子どもが分かるユニバーサルデザインの授業をめざして、構造化・視覚化・協働化を合言葉に授業づくりを行おうと、教職員の意思一致ができたことは、次年度に向けての大きな収穫です。