茨木市立西河原小学校では、平成22年度全国学力・学習状況調査の結果分析より、国語科では「読む力」に課題があることが分かりました。そこで本年度は、学力向上に向けた校内研究のテーマを「読む力をはぐくみ、学びによる達成感を持てる授業づくり」と定め、全校で校内研究を進めてきました。
企画委員会、推進委員会、努力目標全体会で研究授業に向けて校内討議を深めるとともに、授業の中での具体的なてだてや工夫については、低・高学年ブロックで話し合い、授業を組み立てました。高学年ブロックでは、同一教材で5、6年が授業を行うことで、発達段階による反応の違い等も検証でき、大変有意義な取組となりました。低学年の研究授業では、経験年数の少ない教員がていねいに心情を読み取る授業を行い、高学年の研究授業では、経験年数の豊かな教員が、他クラスでの事前授業の実践踏まえながら、まとめとしての授業を展開し、まさに全校全教員で取組を進めた研究授業となりました。