本校の特色のひとつに「エンパワメントタイム(ET)」という授業があります。
これは、答えがひとつでない課題に取り組む授業です。
エンパワメントタイムは総称なので、時間割上に「ET」と書かれた授業があるわけではなく、3年間を通して様々なETの授業を受けていきます。
3年の授業に「ちきゅう探究」というETの授業があります。
今日のちきゅう探究では、紙でペーパータワーを作り、どの班が一番高く作れたかを競い合いました。
地球とペーパータワー、一見すると関係ないように見えるかもしれませんが、たとえば宇宙空間であればどこまででもペーパータワーを組み立てていくことができるでしょう。一方で、地球には重力があり、バランスを崩したタワーはすぐに倒れてしまいます。
あらゆるスポーツにはルールが存在し、そのルールに縛られることによってゲームは面白くなります。ペーパータワーも同じで、重力という地球から課せられたルールのおかげで、「どうすればより高くすることができるのか」と考えてそこから工夫が生まれます。
「失敗は成功のもと」という言葉がある通り、生徒たちは何度も試行錯誤を繰り返しながら、ついには天井に届く高さのペーパータワーを完成させていました。