中央大学総合政策学部から李教授とゼミ生が来校

6月21日(金)に中央大学総合政策学部の李里花教授が、ゼミの大学生6名とともに来校されました。

 

李先生のゼミでは、多文化共生やダイバーシティとインクルージョン(DE&I)について取り組んでおられます。

今回は、大阪市で外国人生徒に対してどのような取組みがこれまで行われてきたのかを中心に調査する「地域調査活動」の一環として、日本語指導が必要な外国人生徒に対する支援と教育を実施する本校のエンパワーメントスクールとしての取組みについて学びたい、ということで来られました。
令和4(2022)年9月以来、2度めの来校となります。

 

「論理国語」(3年生)と「言語文化」(2年生)の授業に参加いただきました。

授業では「自分のことについて知る」をテーマに多文化共生社会についての文章を読んだり、母語・母文化について調べたものをレポートにしたりします。今回の授業では、そのまとめとして、自分について考えたことを発表しました。

自分の名前を考えることを通して、自分のルーツや日本とベトナムの文化を改めて自分の中に発見し、アジア人として、地球市民として自分らしく生きたい、という生徒の発表や、日本の名前と比べて、世界には様々な名前のあり方がある、という発表に、大学生のみなさんが熱心に質問する姿が見られました。

李先生とゼミ生.jpg 

 

授業後に、本校で日本語指導を担当している教員と話す中では、大阪府の日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜実施校における授業の実施方法や、入学者選抜の科目、高校入学後の進路指導についてなど、多くの質問が出ました。

学校現場における人権教育の状況に大阪と関東では違いがあり、大阪の学校現場で行われている人権教育に基づいた外国人に対する教育支援については学ぶところが多い、ということでした。

前回来校した大学生には、多文化共生社会について興味を深め、卒業後にそのことに関わる仕事に就いた人もいるということです。

ゼミ生の皆さんには今日の機会を今後の研究に活かしていただくとともに、研究を通じて提示される新たな考え方から、われわれも学んでいきたいと思います。

カレンダー

2025年2月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28