幸福度を高める4つの因子とは?

 気がつけば、夏休みも残すところ一週間。始業式にするかもしれない話を書いてみます。

 最近話題のウェルビーイング。ウエルビーイングとは、心と身体、社会的な健康を意味する概念です。簡単に言うと、満足した生活が送れている状態、「幸福な状態」を意味しています。慶應義塾大学の前野隆司教授が因子分析という手法を使って、幸福度を高める4つの因子を導き出しました。

(1)『やってみよう!』因子。何かを成し遂げた時や夢や目標に向かってワクワクしている時にドーパミンが出ます。反対に、仕事でも何でもやらされている感が強いとドーパミンも出ず、幸福度は低くなります。雑誌プレジデントとの共同研究によると、余暇のために趣味のサークル等に入って活動している人ほど幸福度が高く、家でごろごろしている人は幸福度が低いという結果が出ています。

(2)『ありがとう!』因子。他者と積極的に接し、その関係性のなかで幸福を得ている人は幸福度が高くなります。人は感謝すると優しい気持ちになります。この時、オキシトシンやセロトニンが出ます。自分だけ幸福になりたいと思っても幸福にはなれません。他人を幸福にしたいという強い気持ちを持っている人がより幸福になるように私たちの心はできています。

(3)「なんとかなる!」因子。楽観的で気持ちの切り替えが早い人は幸福度が上がります。商品を宣伝したり営業したりするときも、前向きに説明すると幸福度が上がり、お客さんも気持ちよくなる。幸福は人にうつるという研究もあります。

(4)『ありのまま!』因子。人目を気にせず、人との比較に陥らず、本来の自分のままに行動できる人は幸福です。これら4つの因子はどれか一つだけ突出していてもダメ。4つの因子が揃ってこそ、幸福度は増すといいます。

今現在のみなさんの「ウェルビーイング度」はいかがですか?

「やってみよう!」「ありがとう!」「なんとかなる!」「ありのまま!」この4つの言葉を意識して、幸福度を高めていきましょう♪

 8月24日(木) 始業式であいましょう!この瞬間からとことんベストです!


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