(遠すぎてもダメ、近すぎてもしっくりこない)人と人の間には、(ほどよい距離感)が存在している気がする。学年主任をしていた時、モップで廊下を掃除しながら授業中の生徒の様子をみて回っていた。おかげで?そのフロアの廊下はピカピカだった。
モップ掛けをしながら、もう一つ、楽しみなことがあった。それは、ガラス越しの生徒とのやりとり。廊下と教室の間にはドアがありそこは1枚のガラスで隔てられている。お互いの声は聞こえない。しかし、表情やジェスチャーでなんとなく相手が伝えたいことは分かる。
それは(がんばれ)や(おはよう)、(ねるなよ)(授業中おにぎり食うな?)など短いけれど想いがぎゅっと詰めこまれた、ほどよい距離感のなせることだった。