（自分らしく）という言葉を、よく耳にします。先日、テレビで陸上の田中希美選手と黒柳徹子さんとの対談が放送されていました。田中選手は女子中長距離で複数の日本記録をもっており、東京オリンピックの女子1500Mで、８位入賞を果たしました。その田中選手は、読書家でもあり、黒柳徹子さんの『窓際のトットちゃん』が愛読書であることがきっかけでこの対談が実現したようです。対談の中で、田中選手は、走るということについて、「小さいころから家族とともに喜びを感じながら走っていた。でも（最近、走る意義がわからなくなる時がある）」と言っています。それに対して、黒柳さんは「誰かと比較するのではなく、（自分らしく）走ればいいのよ」と自らの経験を語りました。
対談の終わりに、パリオリンピックをめざす田中選手から「これからは、自分を丸出しにして走っていきたい」という力強い言葉があり、黒柳さんからは「そんなあなたを応援してます」というエールが送られました。（自分らしく）それでいて（誰かのために）...素敵だと感じました。
追記：因みに、パリオリンピック・パラリンピックのマスコットは「フリージュ」。フランス革命の自由のシンボル（フリジアン帽）がモチーフとなっています。
