以前にもお伝えした絵本の「言葉」に関わる一節をご紹介します。
言葉は伝わることではじめて、意味を持つ。
きみがどう思っていても、受け止め方は相手しだい。
何気ないひと言も、
聞き手がどう感じるかを想像しながら話してみよう。
長年、教師をやっているが、話す言葉について、いつも一言多かったり少なかったりすることばかり。言葉を発する本人は自覚していなくても、言葉を受け取る相手の胸に深く突き刺さり、良くも悪くもいつまでも心に残ることもある。相手の身になることは難しい。けれど、相手の感じ方をその表情や態度から想像することはできる。それだけで、自分のまわりの世界が随分と変わっていく気がする。