(1)皆さんは自分のことが好きですか。私は 、好きとまではいかなくても(まんざらでもないな)と思うことがたまにあります。そう感じるのはどんな時か?自分を好きだと感じるのは、(自分しかできないことができた時)それから(人に心から感謝された時)という答えに至りました。
最近「自己肯定感」という言葉をよく耳にします。国連ユニセフ調べ「子どもの幸福感調査」によると、日本は医療も進み、長生きで病気のリスクが少ないことより身体的幸福感は高い。けれど、心満たされ日々の生活に(幸せを感じる)精神的幸福感は世界の他の国と比較しても低いという結果がでています。みなさんはどうですか?
みなさんには、どちらも実現してほしい。そのためには自分を知り⇒自分しかできないなにかを見つけ、追い求める(自分磨き)をする必要があります。今までも、そして、この先もずっと一緒に過ごしていく、そんな自分を好きになってください。
(2)もうひとつ、話をさせてもらいます。人はイロイロな力や感覚をもっています。「筋力」「精神力」「忍耐力」「行動力」「コミュニケーション力」なんていう言葉もあります。そして、人間が何かを感じ取る「五感」(「ものをみる(視覚)」「匂いをかぐ(嗅覚)」「音をきく(聴覚)」「ものを触る(触覚)」「食べ物をあじわう(味覚)」)があります。どれも大切な感覚ですが、みなさんには特に、「きく」という感覚を大切にしながらそれを懸命に磨いてもらいたいと思います。先ほどのコミュニケーション力、(話す能力)が大切だととらえられがちですが、実は(きく力)がなければ会話は成立しません。人からの助言や意見を「きく」、自分が何をしたいのかという心の声をきくことの大切さ。ここを鍛えてください。
この冬休み、(自分を大切に)そして(自分のまわりにいる人も大切に)このことを忘れず過ごしてください。3学期、ここ伯太高校で皆さんの元気な顔をみることを愉しみにしています。