11/20~22 全肢研 福岡大会

福岡で、第64回全国特別支援学校肢体不自由教育研究協議会及び第55回九州地区肢体不自由教育研究大会が行われました。

・・・今日のストレッチマン・ゴールドの放送、みなさんはもう見られましたか?私は移動中で見られませんでした。帰りの新幹線車内でこのブログを書いています。

  • 1日目(11/20) 校長会・研究協議会

 研究協議会テーマは「特別支援教育の発展のため肢体不自由教育が担うべき役割と学校の経営の在り方」です。

 午前中は文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官 菅野和彦 氏から「肢体不自由特別支援学校長会に期待すること」と題して行政説明がありました。特に新教育課程について、各校で取り組む際の留意事項を中心にお話しいただきました。

 午後は、「学校経営に関して」、「災害に関して」それぞれ2校から報告がありました(大阪府立茨木支援学校の平井准校長が大阪北部地震について、今後の対応や防災意識について報告されました)。

  • 2日目(11/21) 肢体不自由教育研究大会

 会場は福岡国際会議場...すぐ近くの福岡国際センターでは大相撲九州場所が行われていました。

 話を本題にもどし、今回の大会主題は「肢体不自由教育の充実をとおした共生社会形成の推進」~教育課程と授業の接合による質の高い教育実践をめざして~ です。

 午前中は、昨日に引き続き、菅野調査官から「学習指導要領の改訂と肢体不自由学校への期待~教育課程と授業の接合~」というタイトルでご講話いただきました。

 1日目の話もそうでしたが、今回の学習指導要領の改訂はかなり丁寧に記述されており、各校に求められることがより明確で、より厳しいものとなっていると感じます。

 その後の記念講演では、NHKのバリバラに出演している、佐賀県出身のお笑い芸人 あそどっく さんが登場。たくさんの笑いとともに、障がいのある人の思いを言葉にし、自分の生き様をしっかりとお話しいただきました。当時の養護学校での良い学びや、大嫌いだった先生の話も出てきて、我々もしっかりと受け止めるべきよいお話だったと思います。

 午後は、ポスター発表で全国の支援学校の先生方がプレゼン発表。大阪府からも5校が発表しました。会場はすごい熱気でした! また、その後は10分科会に分かれて、教育課程等の実践発表、協議が行われました。

  • 3日目(11/22) 学校見学

 福岡県立福岡特別支援学校と福岡市立南福岡特別支援学校の2会場に分かれ、教材見学や公開授業が行われました。

 *福岡特別支援学校HP http://fukyogo.fku.ed.jp/Default1.aspx

 *南福岡特別支援学校HP http://www.fuku-c.ed.jp/schoolhp/ygnanfuk/

 私は、福岡県立福岡特別支援学校に行ったのですが、この学校でも、「日々の授業実践が教育課程につながっているのを実感できるようにしよう」、「共通の言葉で、子ども一人ひとりを評価でき、保護者や地域に説明できるようにしよう」ということを目標にして取り組まれています。各教科と自立活動の違い、教育内容と授業形態の違い等、見直すべき課題を明確にされていました。小中学校や高等学校に準ずる学習を行う児童生徒もおり、知的障がいを伴う児童生徒や、自立活動を主体に取り組む児童生徒など、幅広い子どもたちに対応すべく、先生方が変わっていこうとされているのが伝わってきました。

 今回の研究協議会、研究大会の情報を本校でも活かしていけるよう取り組んでまいります。