1/17(木)府支P冬季研修会

今日1月17日は、1995年の阪神・淡路大震災から24年目にあたる日です。あの日の朝、地響きの音と大きな揺れに目覚めて、夢中で子どもを守りにいったのをよく覚えています。当時の勤務校までの所要時間が80分程度で、電車は昼になっても止まって動きませんでしたし、自力で行ける距離でもなく、出勤できませんでした。

そんな阪神・淡路大震災の日に、ホテルアウィーナ大阪にて、府立支援学校PTA協議会冬季研修会が行われました。講師に NPO法人さくらねっと 代表理事 石井布紀子 様 をお招きし、『障がいのある子どもたちの災害対応力が高まる社会に』というテーマでご講演いただきました。

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石井様ご自身が、阪神・淡路大震災の際に被災され、被災地での要援護者支援に関わり始められました。その後、全国各地にて研修講師や兵庫県、内閣府等のさまざまな会議の委員、アドバイザーを経て、現在は地域福祉の視点に立つ防災・減災の取組みを推進されておられます。

いつどこでどんな時間帯に自然災害に遭うかわからないので、様々なパターンを想定したマニュアル作りが必要・・・という話から、「ぼうさい甲子園」に参加した特別支援学校の取組み事例の紹介まで、参考になるお話がたくさんありました。

千葉県立東金特別支援学校の「あたりまえ防災隊」が全国的に有名な取組みのひとつとして紹介されていましたので、HPや新聞記事のリンクをはっておきます。

千葉県立東金特別支援学校HP  https://cms2.chiba-c.ed.jp/togane-sh/bousai/

東京新聞記事 防災を「当たり前」に 東金特別支援学校が曲を制作「歌って踊って広めたい」http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201803/CK2018033102000135.html

ちなみに、本校が取り組んでいる、災害時の非常用持出袋に気持ちが落ち着く好きな物を入れることや、常温保管できる災害時常用薬預かり等と同様の事例も、良い取組みとして紹介されていました。

災害時の様々な対策については、まだまだ課題が残っていますが、本日の講演内容も参考にしながら、非常時に備えて検討を続けていきます。