8/2(金)全知長 研究大会(石川大会)

8月2日(金)全知長 研究大会 2日目です。

前半は、シンポジウム「知的障害教育特別支援学校におけるカリキュラム・マネジメントの充実」~社会に開かれた教育課程の構築に向けて~

 熊本県、広島県の学校から取組みの発表がありました。「教員が主体的に学ばなければ、子どもたちの主体的な学びはない」というお考えのもと、少人数での10分研修や10分研修(全員が必ず発言)等かなり先進的な取組みであったり、文科省の研究指定を受けて、教育課程の編成に向けて、緻密な計画(チャレンジシート、教育課程一覧表、題材計画シート、個人評価シート等、たくさんのシートを作成)により整理する取組み等、両校とも先生方の熱意が伝わってくるようなお話でした。時間が短かったので、詳細をお聞きできなかったのが残念でした。

 後半は、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 中村大介 特別支援教育調査官による講演「学習指導要領の改訂を踏まえた特別支援教育の推進」がありました。

 今回は特に、学習評価等の改善について触れられました。各教科の目標及び内容を「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の資質・能力の3観点に整理し、評価の観点もこれに基づきます。学習指導要領の読み解き方を説明しながら、わかりやすくお話しいただきました。

 また、文科省からの説明でいつも出てくる内容ですが、「合わせた指導」について、どの教科の内容が含まれているのか明確にする必要があること、各教科等の合わせた指導を行う場合の授業時間数は、関連する教科等を教科別に指導する場合の授業時数の合計と概ね一致するようように計画しなければならないことについて強調されました。

 小学部は、来年度から新学習指導要領がスタートします。本校も急ピッチで作業を進める必要があります。

 

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写真は、会場の金沢市文化ホールの近くにある、尾山神社の神門です。主祭神は、加賀藩の藩祖前田利家。この神門は国の重要文化財に指定されています。