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11月5日(木) ~学校再開に向けて 朝の全校一斉放送にて

11月5日 ~学校再開に向けて 朝の全校一斉放送にて

●皆さん、おはようございます。東住吉高校校長の萩原 美由紀です。今日は私の方から少しお話をさせていただきたいと思います。先週末から、皆さんには大変心配をかけました。私から今回の臨時休校について皆さんに説明をします。

●まず、本校生徒がPCR検査で陽性であった、という情報が入ったのは、10月30日の17時過ぎでした。金曜日の夕方でしたので、部活動や自習室で多くの人がまだ学校に残っていたと思いますが、生徒の皆さんには、混乱のないように速やかに下校してもらい、18時半には全員が完全下校できていたと思います。

●その後、土曜日~日曜日と保健所からの調査が入りました。2週間くらい遡ってしっかりと精査されたようです。そして、11月4日の18時30分ごろ、「濃厚接触者の調査が完了した。」との保健所報告を受け、本校は今日から再開することになりました。また、先生方全員で学校の全てを消毒しました。通常の教育活動を再開してよい、ということです。また、陽性だった生徒さんも元気です。

●しかしながら、これですべてが終わって、これから私たちはずっと安全だ、というわけではありません。感染の危険性はこれからもこれまでと全く変わりません。これは、どの学校でもどの会社でも施設でも同じことです。感染リスクは、常に私たちのすぐそばにあるのです。新型コロナウイルスは皆さんの身の回りにあり、常に皆さんの体に侵入する危険性があります。

●問題は、私たちが今回のことから何を学ぶのか、ということです。やはり私は基本動作の徹底ということだと思います。手洗い・うがい、手にはいつもウイルスが付着しているから落とす、イメージです。マスクについては、スパコンの富岳の咳による飛沫分散のシミュレーション動画がニュースで流されていましたが、マスクの飛散防止効果は絶大です。そして密になって騒がないことが大切です。

●私が見ていて、授業中はほとんどの皆さんがきちんと対応してくれていると思います。しかし、休み時間や放課後はどうでしょうか。ちょっと甘くなって弛んでいませんか。昼食時、部活動、ミーティング、友達と遊びに行く際にもマスクをお互いつけた状態でいることが大切です。マスクなしで15分以上、1メートル以内、会話をすると濃厚接触者となります。マスクは双方がつけていないとダメです。ウイルスは皆さんのすぐそばにいるのです。どうか自分と他の人を守る行動を心がけてください。

●最後に、今回、誰が感染してもおかしくない状況にあることを実感できたと思います。それは私もあなたも状況は同じです。コロナには風邪と同じように誰でもがり患するものです。感染した人、濃厚接触者が決して悪者ではありません。大切なことは、コロナによる差別・偏見は絶対ダメということ、あらゆる人の立場を理解し、大切にするヒガスミ生として共に学び、共に育つ学校にしていきましょう。