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令和4年4月7日(木) ~第68回入学式を挙行しました

令和4年4月7日(木)第68回入学式を挙行しました。

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式 辞

 桜の花もほころび、まさに生きとし生けるものの命が、最も輝きを増す季節を迎えようとしています。

 本日、このよき日に、大阪府立東住吉高等学校 第68回入学式を挙行いたしましたところ、公私ともにご多用中にもかかわりませず、保護者の皆様のご臨席を賜りました。高いところから誠に恐縮ではございますが、心より厚く御礼を申し上げます。

 保護者の皆様には、本日のお子様方のご入学を心よりお祝い申し上げますとともに、お預かりしましたお子様、お一人おひとりの夢の実現に向けまして、全教職員で力を合わせ、全力で取り組んでまいりますことをお約束したいと存じます。至らぬ点もあるかもしれませんが、ご家庭におかれましては、本校三年間の教育活動に、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 あらためまして、普通科第68期、芸能文化科30期、共生推進教室入学生の皆さん、ようこそこの東住吉高校にいらっしゃいました。私たち教職員一同、3月の合格発表からこれまでの間、皆さんを万全の体制でお迎えすることができるよう、様々に準備をして、今日の日を心待ちにしていたところです。

 本校は、昭和30年(1955年)入学の第一期生以来、令和4年には、創立六十八年目を迎え、この間世に送り出してきた、二万七千人を超える卒業生の皆様は、まさに今日(こんにち)のグローバル社会の様々な舞台で、大いに活躍を続けておられます。皆さんには、本日この日から、2万7千人以上の人たちによって紡(つむ)がれてきた、東住吉高校の歴史の一部となられたことを、そしてそれは、何物にも替えがたい大きな財産であることを、まずもって自覚していただきたいと思います。

 さて、我々は、数十年前までは、教育におけるICTの活用など想像したこともありませんでした。しかし、Society5.0とも呼ばれる新たな時代は、すでに到来しています。実際にキャッシュレス決済の普及や自動運転技術の実用化の進展など、様々な変化が起こっています。また、このコロナ禍において、テレワークやオンライン会議の急速な普及、オンライン授業の実施など、オンライン化の進展が働き方やライフスタイルに大きな影響を与えてきました。

 学校現場も勿論、例外ではありません。昨年度から、臨時休業や新型コロナウイルス感染等で登校できない場合には、すべての授業をオンラインで配信しております。また、生徒の皆さんは、課題提出を含めて、オンラインで対応することが必要となります。

 このように予測不可能な社会の中で、皆さんがこの世の中を生き抜いていくためには、まさに「二兎を獲る」力を身に付けることが必要です。第一希望の進路を実現する高い学力に加えて、自主活動を通して、自ら考え、高い志を抱いて社会に貢献する力を身に付けることが大切です。本校では、「二兎を獲る」を教育目標とし、PTA・同窓会・後援会から寄贈された電子黒板、一人一台パソコン、自習室開放、学習マラソン、国際交流、チャリティマラソンなどの数多くの仕掛けを用意しています。

 さらに令和2年度からは、共生推進教室を設置し、すべての生徒が「ともに学びともに育つ」教育を推進しています。

 新入生の皆さん、恐れてはなりません。臆することなく、しっかりと前を向き、ヒガスミ生らしく、颯爽と進んで行ってください。半世紀以上にわたり、連綿と受け継がれてきた、東住吉高校の素晴らしい伝統の継承者として、皆さんが、社会で活躍する若者に成長されますよう、これからの3年間、精一杯の支援をしてまいります。

 結びになりますが、本日ご臨席を賜りました、保護者の皆様に重ねて感謝申し上げますとともに、入学生の皆さん、お一人お一人が、これからの3年間、大いにご活躍されることをお祈りいたしまして、私の式辞といたします。

令和4年4月1日

大阪府立東住吉高等学校長

 萩原 美由紀