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8月23日(水) ~Meetによる全校集会「大学・社会人における英語活用の実情」

8月23日(水)、夏休み明けの授業が始まりました。熱中症対策により、恒例のMeetによる全校集会です。

校長講話では、リクルートからいただいた「大学・社会人における英語活用の実情」について、自身の体験も交えて話をしました。その後、進路部長からも本校生がよく受験する大学における活用状況を説明しました。これからの人生を見据えた高校時代を過ごしてほしいと思います。

その後は、女子バレーボール部3年生全員の教育長賞受賞、こころの再生府民運動受賞、フットサル特別支援学校近畿大会準優勝など多数の生徒の表彰式です。表彰された生徒の他にも多くの生徒がかけがえのない夏休みを送ってくれたことと思います。

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◆皆さん、こんにちは。校長の萩原です。かけがえのない夏休み、大切に過ごすことができましたか。

◆さて、先日8月18日に台湾の育成高級中学が来校され、男女バスケットボール部、生徒会、芸能文化科を中心に交流しました。これは、その時の写真です。今年は、14年がかりでようやく姉妹校連携協定を結ぶことができました。さて、皆さんには将来社会人として必要な力について7月にお話ししましたが、今日はその続きです。

◆今日は株式会社リクルートからいただいた資料を使って、「大学・社会人における英語活用の実情」について話したいと思います。実は、私は元々英語の教員だったのですが、今では校長なので英語を話す機会がそう多くはありません。しかし、私の大学の友人たちは毎日英語を使って仕事をしています。(因みに、友人たちは英文科ではありません。)

◆そのうちの1人は、薬学部を出て製薬会社の新薬開発の仕事で毎日英文の論文を読み、日本語にまとめています。

◆1人は、歯医者をしていますが、海外からのお客様も多く、英語の歯科医の資格を取得したそうです。

◆文学部を出ている友人は家庭裁判所の補助員をしていますが、海外からの移住者も多く、英語で相談を受けています。つまり、英語を話すことは、社会人になってからは逃れることはできないのです。

◆さて、今後のビジネスパーソンにとって、重要な知識やスキルとは何でしょうか。

回答企業の82.6%が「英語」を選択。続く、「コミュニケーションスキル」と並び多くの企業で重要視されていることが分かったのです。

◆一方で社員や職員に不足していたり、今後強化する必要がある知識やスキルについて67.0%で「英語」が最多に。「リーダーシップ、組織のマネジメント能力」「問題解決力、実行力」等と比べてより不足していることが分かりました。

◆10数年前、ソウルの高校を訪問したことがあるのですが、「何ヵ国語を話せるかによって将来の給料が変わっている」という話を聞きました。まさに今の日本が遅ればせながらそういう時代になっているのです。

◆では、皆さんの当面の目標である大学入試では、英語の外部検定の活用状況はどうでしょうか。

グラフを見れば、一目瞭然ですね。⼀般、総合型・推薦型いずれも、入試に外部検定試験を活用する大学の数は増えてきています。

◆一番ポピュラーな英検については、どんな入試での活用をしているのでしょうか。

◆利用方法としては、出願資格として必要なもの、得点換算をするもの、得点に加点するもの、合否の参考にするなどの方法があります。過去にも実際にあったのですが、英語の資格を持っていなかったために、受けたい大学に出願することができなかったケースもありました。

◆例えば、ヒガスミの先輩たちがよく受験する大学ですが、はやり英検の2級以上、そして準1級を取れば、さらに優遇されます。もちろん、英検2級や準1級を取得していれば、大学入試の英語はスラスラ解けるようになっているはずです。

◆私も以前英検の準1級を取得しましたが、英語を訳さずに読むこと、読んだ瞬間に意味をどんどん前から理解する、日本語に直す必要はありません。単語だけ覚えても実際には役に立ちません。教科書を英文のまま理解できるようになってください。

◆最後に・・・今は翻訳ソフトもありますが、やはり実際にお互い話せると世界が広がります。ぜひ、高校生のうちに英検にチャレンジしてみてください!そして2級以上、できれば、準1級以上をめざしてください。持っていたらこれからの人生においてきっと役に立ちます。