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3月1日(金) ~卒業おめでとう!ダイヤモンドの原石のような君たちへ

 今日は前例がない、予測不可能な時代です。昨年より、新型コロナ感染症が5類になり、ようやくこれまでの高校生活を取り戻すことができた学年でした。2年生の修学旅行では、全員が海外からの留学生と交流し、共に東京都内を散策し、もんじゃ焼きなど、思い思いの夕食を堪能することができました。

 また、今年の夏休みには、台湾の姉妹校・育成高級中学の生徒たちが来校されました。本校芸能文化科の皆さんたちは、台湾の生徒たちに浴衣の着付けをし、丁寧に寄り添いながらお箏の演奏を教えてくれました。すると、台湾の生徒たちは、初心者にもかかわらず、わずか1時間ほどで見事に「さくらさくら」の演奏を披露することができたのです。その瞬間の皆さんの笑顔は一生忘れることができません。

 そして、体育祭では、各団が一丸となって、リーダーシップを発揮し、応援団、アトラクション、マスコット、スタンドの班に分かれ、本校の伝統を後輩たちに繋いでくれました。全員が協力し、ぶつかり合いながら、大きな物を作りあげる力、これこそがヒガスミ生のエネルギーです。このような皆さんたちを本当に誇りに思います。

 本日、皆さんの卒業に当たり、パナソニック株式会社の創業者である松下幸之助さんの『人を活かす経営』より一節をご紹介させていただきます。

 『私は、お互い人間はあたかもダイヤモンドの原石のごときものだと考えている。つまり、ダイヤモンドの原石は磨くことによって光を放つ。しかもそれは、磨き方いかん、カットの仕方いかんで、さまざまに異なる燦然(さんぜん)とした輝きを放つのである。』

 ヒガスミの生徒の皆さんは、キラキラとしたダイヤモンドの原石なのです。ダイヤモンドの原石のように一人ひとりが違う輝きを放つ、皆さんの成長を日々、目の当たりにすることができ、我々教職員としても、教師冥利に尽きる思いでした。教職員の代表として心から皆さんにお礼を言います。本当にありがとう。

令和6年3月1日 東住吉高等学校長 萩原 美由紀

(校長式辞より抜粋)