ウィンターセミナー

129日(木)4,5限、大阪大学総長、平野俊夫先生をお迎えし、本校1年生全員を対象とした講演会が福祉文化会館(オークシアター)で行われました。ウインターセミナーと名づけられたこの講演は、平野先生の専門である「医学」を基本に、「医学といのち」というテーマで、先生の経験談や最新医学の紹介を通じて、物事の本質を見極め、「生きる」ことの意味を考えようというものでした。1時間を越える講演の中で、ご自身の研究の話や阪大医学部出身である手塚治虫さんの作品「ブラックジャック」で取り上げられた医療のことなど、興味深くまた考えさせられる内容でした。終わってからの質問タイムでも、沢山の生徒が積極的に手を挙げていました。

 

平野先生のご講演を聞いて  1年4組  小椋 有華

今回私たち茨木高校69期生は、大阪大学総長の平野俊夫先生に、特別にご講演いただくという大変貴重な体験をさせていただきました。

たくさんお話しいただいた中でも、私は、「最新医学はブラックジャックを超えるか」という問いかけが非常に印象に残っています。脳移植までもこなしてしまうブラックジャックに対して、医学に勝ち目などないと思っていましたが、先生のお言葉は全く逆のものでした。初めは信じ難かったのですが、講演が進むうちに、最新医学の進歩に驚くとともに、魅力さえ感じていました。

しかし、「重要なのは長く生きることではなく、短い間でも目標をもって、意義のある時間を過ごせたかということだ」という先生のお言葉に、さらに大きな魅力を感じました。

いつ自分が死んでも悔いのない毎日を送ることの大切さを感じ、深く考えるよい機会になりました。私は、これからの長い人生でも、短い高校生活の中でも、毎日を全力で生きていきたいと強く思いました。

 

感想  1年3組  土井 陽斗

私はウィンターセミナーを通して自分の視野の狭さ、そして今自分がこの世界に存在している偶然性について気付くことができました。平野総長は私達という存在は地球の長い歴史の中、偶然今の時代に生まれ偶然出会っている、と仰いました。私は世界にも目を向けることができてないのに地球の歴史の中での自分の存在など考えたこともありませんでした。

しかし、「大切なのは何年生きたかではなく、その人生の中でなにをしたかである。」ということなのでその偶然な人生を濃いものにするために今回の機会を生かしていきたいと思います。

                     

 



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