交通安全教育講演会

 4月10日午後体育館2階で、新入生360名を対象とした交通安全教育講演会が行われました。若者の自転車による事故が全国的に増加している中、本校新入生も自転車通学希望者が多く、これから自転車で安全に登下校できることを目的として行われました。もちろん自転車通学でない生徒でも休日等自転車に乗る機会が多くあり、安全に乗るという意識を持つためのものでもあります。
茨木市交通安全課の方に来ていただいて行われた講演は、パワーポイントを使った非常にわかりやすいお話で、生徒たちも自分のこととしてしっかり聞いていました。本校生が中心になって作成した茨木市内の危険箇所を示した「ひやりマップ」を使いながらの説明や、道路標識の大切さ、事故による損害賠償金こと、人形を使った衝突実験の動画、スタントマンによる模擬事故のビデオなど、多くの内容でしたが、どれも身近に起こることで自分のものとして考えなければならないものばかりでした。
 今回の講演で教えていただいたことをしっかりと日頃の行動に取り入れ、事故なく安全に通学してくれることを願っています。ありがとうございました。

<交通安全教育の感想>
 自転車交通事故が一番多いのは高校1年生。活動範囲や活動時間が中学生のときよりも大幅に増加するからだそうだ。さらに、雨の日の「傘さし運転」、携帯をさわりながら、音楽を聴きながらの、「ながら運転」、二人乗り、ライトの不点灯などの危険な運転が多い。
 このような危険運転により、自転車側は加害者にも被害者にもなるのだ。自転車は、道路交通法では車両であり、人よりも強く車よりも弱い立場である。自転車に乗っていて人とぶつかり、相手に怪我を負わせてしまった場合、多額の賠償金を請求されることもある。2008年に起こった事故では加害者の保護者に9500万円の賠償命令が下された。自分の不注意から家族にも迷惑をかけてしまうのだ。また、昨年の夏に友人が通学中に自転車で転倒し脳挫傷になってしまった。3日後には意識が戻ったが話を聞いたときは本当に心配した。
 交通安全教室でプロジェクターに映されていたような、事故の多い交差点を調べてまとめたマップを、警察と協力して「安全マップ」として積極的に作っていくべきだと思う。また、自転車と自動車の衝突シミュレーションのビデオなどもあり、そのビデオから少しの不注意が命の危険につながることを知った。自動車の車内でもシートベルトを着用していないと大きな怪我につながることもわかった。
 この交通安全教室を通じて、自転車の危険性、自転車に乗る際の注意点など、様々な安全に対することを学ぶことができた。講演をしてくださった先生、本当にありがとうございました。
1年 Tくん

<以下、写真>
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