来賓の方々にご列席いただき、たくさんの保護者の方々が見守る中、茨木高等学校第71期生の入学式が厳かに執り行われました。本校ブラスバンド部の演奏に合わせて入場した360名の新入生は少々緊張した面持ちでした。入学おめでとうございます。学校長の入学許可宣言に続いて、新入生代表の宣誓がありました。入学にあたって力強く、新たな決意を表明してくれました。
以下、新入生の宣誓を紹介します。
〈新入生宣誓〉
やわらかな風が吹き、太陽の光が満ちあふれ、生命が生き生きと活動を始める今日、私たちは茨木高等学校に入学することができました。
無事に高校生になれたことの喜びもありますが、これから本当の「茨高生」として、しっかり気を引き締めていきたいと思います。
体育祭や文化祭など様々な行事を通し、自主性を高めること。二兎も三兎も追うことができる強い精神力を身につけること。そして、どんな時も妥協することなく前を向き続けることができる高い志を持つこと。この三つの大きな目標を実現するために、これからの三年間、努力を怠らず、360名全員で切磋琢磨していくことを新入生を代表して、宣誓します。
平成28年4月8日 新入生代表
続いて、学校長からの式辞の一部分を紹介します。
〈入学式 校長式辞より〉※一部分を抜粋しています。
茨木高校の生徒として新たなスタート地点に立った皆さんに、三つのことを伝えておきたいと思います。
一つ目は「疑問を持ち、深く考える」ということです。
提示された物事に対して、それは本当だろうか、なぜそうなるのだろうかという疑問を常に持つようにしてください。疑問は、自ら学ぶということのために必要なエネルギーの源でもあります。自らが持つ疑問を解決するために学ぶ、という純真な心こそが、皆さんの今後の学びを充実したものにしてくれることでしょう。これから、忙しい日々が続く3年間になるでしょうが、考えるということに最大限の時間を使ってください。
二つ目は、「自分の可能性に制限を設けない」ということです。
自分の夢は、自らがひたすら追いかけることによってしか、実現することはないのです。壁にぶつかる事も多くあるでしょう。しかし、夢を実現するイメージを常に持ち、自分の力を信じて、臆せずチャレンジする心を持ち続けてください。
三つめは「覚悟する」ということです。
様々なことにチャレンジすればするほど、その行動の結果は自ら望まないものとなる可能性も高くなるでしょう。良いことも良くないこともすべてを引き連れながら前に進んでいこうとする広く強い心を持つということです。すべての結果はこれからの長い人生の中での途中経過でしかありません。その一つ一つの途中経過に楽観的にも悲観的にもなりすぎず、少し先に視点を置きながら、山あり谷ありの充実した高校生活を送ってください。
(第71期生入学式 学校長式辞より)
新入生は在校生とともに校歌を斉唱した後、ブラスバンド部の「威風堂々」の演奏の中、退場し、担任の誘導でそれぞれのHR教室へと向かいました。
さあ、茨木高校71期生、3年間の物語の始まりです。