3月12日(木)
小学部・中学部・高等部合同で卒業証書授与式を挙行しました。
新型コロナウィルス感染予防ということで
簡素化しての式でしたが
厳粛な雰囲気で素晴らしい式でした。
当日に配布しました式辞を掲載します。
式 辞
春の訪れが待ち遠しい今日の良き日、令和元年度卒業証書授与式を迎えました。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
そして、保護者、ご関係の皆様、本日は誠におめでとうございます。
卒業生のみなさんとは二年だけのお付き合いでしたが
日々、いろいろなことに挑戦し、頑張っておられた姿がよみがえります。
先生と一緒に課題に挑戦し続け
課題を克服されたその成長ぶりには目を見張るものがありました。
この一年を振り返ってみますと、
運動会では、一人ひとりの課題に挑戦しながらも
一人ひとりの役割を立派に果たしました。
どの演技にも素晴らしい感動をいただきました。
文化祭では仲間と協力して、文化祭を盛り上げてくれました。
皆さんの笑顔に晴れ晴れとした充実感、満足感があふれていました。
そうした中でも一番の想い出は、何と言っても修学旅行ではないでしょうか。
小学部六学年は神戸方面、中高等学部三学年は神戸・淡路でたっぷりと秋の一日を楽しみました。
中高等学部六学年は関東方面への長旅でしたが、友達との絆を深めた三日間でした。
学校生活最後の素晴らしい想い出を作ることができました。
これらの体験はこれからの皆さんにとっての大きな財産のひとつです。
いつまでも大切に胸に刻んでいただきたいと思います。
さて、四月には、小学部六学年の皆さんは小学部の思い出を胸に中高等学部1学年に入学され
中高等学部三学年の皆さんは中高等学部四学年に進学ですね。
新しい友人と先生が待っています。
新しい仲間と仲良く元気に勉強にもスポーツにも頑張ってください。
ご家族も皆さんが元気で充実した学校生活を送ることを楽しみにしておられます。
学校でのお話を家族の皆さんにいっぱい聞かせてあげてくださいね。
中高等学部六学年の皆さんは明日からは、いよいよ新しいステージでの生活が始まります。
進む道はそれぞれ別れ、環境も大きく変わります。
何時もそばで見守り、励まし続けてくれた先生や友だちはいません。
でも、皆さんを支えてくださる先輩や友達がきっと待っています。
いろいろと悲しく辛いこともあると思いますが
本校で学んだこと、チャレンジする勇気と優しさを大切にし
周りの皆さんと励まし合い、協力し合い、支え合いながら
自分を信じて乗り越えて欲しいと願っています。
そして、時々疲れたら羽を休めに学校を訪ねに来てください。
先生方はいつも温かく迎えてくれます。
西淀川支援学校は皆さんにとってかけがえのない母校です。
保護者の皆様
いよいよお子様がご卒業される時がやってまいりました。
さまざまなご苦労を乗り越えられ、わが子を支え
育まれたことに敬意を表しますとともに
これまで暖かいご理解とご支援をいただきましたことに、厚くお礼を申し上げます。
これから新しいステージでの生活が始まります。
不安なこともおありかと思いますが、お子様の力を信じ
ともに成長を見守り続けていただければと思います。
在校生の皆さん
先輩が卒業していかれます。
心からお祝いするとともに今まで共に築いてきた「暖かな心の繋がり」を大切にしながら
上級生として新入生をリードしていって欲しいと思います。
最後になりますが
卒業生の皆様のご健康にてのご活躍とご多幸を祈念いたしまして
式辞といたします。