10月25日(水)大阪大学歯学部附属病院・障害者歯科治療部の村上旬平先生、本校・学校歯科医の木村浩利先生にお越しいただき、5歳児保護者対象「歯みがき講習会」と小学部1・2年生の歯みがき指導を行いました。
「歯みがき講習会」は令和元年度まで毎年行っていましたが、コロナ禍で3年間開催できず、4年ぶりに実施できました。村上先生は、大学時代、本校の堀谷先生と同じボランティア・サークルに所属し、手話が堪能な歯科医の先生です。
当日は、スライドと手話を使ってのお話の後、子どもたちも参加し、薬液を使って歯垢を赤く染め、歯みがきの実習をしました。歯垢(歯の汚れ)が赤く染まってわかりやすいためか、いつもより上手に歯みがきをしていた子どもたちです。保護者の方には、木村先生、村上先生のアドバイスを受けながら、「仕上げみがき」をしていただきました。
5歳児は、初めて生える永久歯である「6歳臼歯」が出てくる時期ですが、奥歯の後ろで見えにくいため、気づかないうちにむし歯になってしまう心配があります。生えはじめの歯の写真を映し、仕上げみがきの大切さを教えていただきました。
「保護者の方がむし歯予防に熱心になりすぎて、こわい顔で歯みがきをしていたら、子どもたちも歯みがきが好きにはなりません。楽しい歯みがきの習慣をつくることが大切です」というお話しもありました。
歯みがき講習会の後、小学部1・2年生に歯みがき指導をしていただきました。むし歯のなりたちのお話では、村上先生の「おやつは好きですか?」の質問に「はーい!」と大盛り上がりの子どもたちでした。その後、おやつは時間や量を決めて食べる約束をしました。
小学部でも歯垢の染め出しをし、鏡をみながら2人の歯科医の先生の指導を受けて、丁寧に歯みがきをしました。授業の最後には、前に出て「歯がきれいになりました。これからもがんばります」と2年生が発表してくれました。