教志入門(講義)

【2月4日 教志入門ブログ】

 2月4日は、大学で教鞭をとっておられる先生方からの最終講義となりました。この日ご講義していただいた関西女子短期大学の久保加代子先生は養護教諭育成をご専門にされており、大学での養護教諭のための授業の紹介と、生徒相談のポイントである「褒める」トレーニング(グループワーク)をしていただきました。子どもたちの健康栄養管理、そして子どもたちそれぞれの良いところを見つけてあげることが大切であることを、ワーク...

【2月3日 教志入門ブログ】

 2月3日は、大阪教育大学の福永光伸先生をお迎えし、「教師にまっすぐ」を全体テーマとしてご講義をしていただきました。  前半は「授業を創る」と題し大阪教育大学大学院で現職の先生が計画された中学校の数学の授業の紹介、後半は「保護者とのよりよい連携のために」として小学校での保護者懇談の場面を想定しグループワーク(教員役と保護者役、進行・記録係を相互に行うロールプレイ)を行いました。  一年間学んできた...

【1月28日 教志入門ブログ】

 1月28日には、関西外国語大学から藤林富朗先生から「Let's Enjoy English Together!」の講義をしていただきました。「Interview Game」では高槻北高校を選んだ理由、教志コース (the Would-be Teacher Course)の選択理由、将来教えたい学校の校種、それはなぜか、また教師にならないのなら何の仕事をやりたいのかなどを英語で自己紹介し合い、代表...

【1月27日 教志入門ブログ】

 1月27日は、関西大学の城下英行先生をお迎えし、「防災と教育」をテーマに、防災について興味を持って学んでもらうために考えるべきことをお話ししていただきました。冒頭に、昨年に大阪北部地震を経験した生徒たちですが、家庭で行っている、また知っている防災について話し合い、自分たちの防災意識を振り返りました。その後、学びとは人は世界(人間関係)に影響を与えるために行うもので、やってもやらなくても一緒だと、...

【1月21日 教志入門ブログ】

 1月21日(火)は大阪府立大学から伊藤嘉余子教授にお越しいただき、「子ども虐待と『社会的養護』」について学びました。経済的困難は、子どもたちの衣食住や文化面、学力面、自己評価にマイナスの影響を及ぼし、ひいては大人の貧困、さらに次世代の子どもの貧困を招く負の連鎖をもたらすことをデータに基づいて教えていただきました。  後半では、経済的に厳しい子どもたちには、自己肯定感に大きく影響する「音楽・体育・...

【1月20日 教志入門ブログ】

 1月20日(月)の授業は柔道場で行いました。びわこ成蹊スポーツ大学より古武道を研究なさっている高橋佳三先生をお迎えし、実際にからだを動かしながら人のからだの不思議さや自分の身体能力を高める術を教えていただきました。私たちは歩いたり飛んだり走ったりするときに足の親指に力を入れたり、かかとで踏ん張ることが多いそうですが、本当は小指の動きが大切だと言われました。折しも男子の実業団駅伝が行われた翌日の授...

【1月14日 教志入門ブログ】

 1月14日(火)は京都造形芸術大学から子ども芸術学科長の近江綾乃教授をお迎えし、「子ども芸術」について学びました。 前半は、「子ども」・「芸術」・「教育」の繋がりについて、「HEART」には「ART」が入っており、「芸術」は「人の心」を紡ぐ接着剤、コミュニケーションそのものだと言われ、さらに教育には「知識の伝達」と「不確かなものを一緒に探る態度」の2つのポケットがあるが、「芸術」という教科は2つ...

【12月23日 教志入門ブログ】

 今年最後の講義となった12月23日は、立命館大学文学部コミュニケーション学域の岡本雅史先生にお越しいただきました。岡本先生は認知語用論やコミュニケーション研究がご専門で、漫才を単なる「笑い」芸として見るのではなく、コミュニケーションメディアとして見るという点からご講義いただきました。  ちょうど漫才のコンテストであるM-1が放映された翌日の講義でしたので、漫才コンビの話し方や掛け合いのバランス、...

 11月5日(火)、8日(金)、11日(月)、12日(火)、18日(月)、19日(火)の6日間、中学校6校、小学校7校、幼稚園10園、保育所7所と認定こども園1園の合計31校園所に1~2名の教志コース生が後期の実地実習に行きました。お忙しい中、ご協力いただいた高槻市立の小中、幼保、こども園の先生方や子どもたちのみなさん、ありがとうございます。前期での実習校種とは異なる学校に行きましたので新鮮であり...

【9月10日 教志入門ブログ】

 文化祭の翌日の9月10日(火)、まだまだ暑く、最高気温は35度を超えています。日中に坂を上って本校に来ていただく大学の先生にはとても気の毒な日が続いています。この日は、武庫川女子大学から心理学がご専門の磯部美良先生にお越しいただきました。  「上手な褒め方と叱り方」をテーマに将来子どもたちを育む際、どのように声をかけると子どもたちが自尊心を高め、よい方向に成長していくかについて詳しく、そして楽し...

【9月2日 教志入門ブログ】

 9月2日(月)は、大阪成蹊大学から橋本隆公先生をお招きし、「『先生になる』ってどういうこと?~先生になる夢と子どものおもしろさ~」をテーマに教えていただきました。 遊びを学びにつなげるポイントとして、まず手遊びによるコミュニケーションのきっかけを示していただきました。写真は、手遊びの一場面です。橋本先生の手遊び指導はスマートで楽しく、教志コース生はそのテクニックとコミュニケーション力の巧みさに驚...

【8月27日 教志ブログ】

 8月27日、2学期の教志入門の授業が始まりました。  大阪成蹊大学から赤沢真世先生をお招きし、「①今求められる学力と学習とは?」、②「小学校外国語の教科化!授業のポイントとは?」の2つのテーマで、グループワークを交え、お話ししていただきました。  ①では、グラフの見方とPISA問題の特徴、世界的に求められる「学力」について説明していただき、色々な教科の学びを使うこと、図表や広告なども題材として活...

【5月28日 教志ブログ】

 5月28日、京都女子大学より谷川至孝先生をお迎えし、「児童虐待の背景と対応」というテーマで講義をしていただきました。 厚生労働省や総務省のデータから読み取れる虐待の傾向やその発生要因を教えていただき、虐待の対応では変化してきていることの紹介がありました。 講義の後半では、生徒たちは虐待の防止策をグループでまとめ、発表するかたちで意見交換を行いました。 まとめとして、虐待された児童が望む幸せのため...

【5月20日 教志ブログ】

 5月20日、近畿大学から光田先生をお招きし、「ワークで学ぶ教育学」と題して、学校教育の歴史について学びました。講義の中で、「1350年頃から学ぶことなどは変わったとしても授業のかたちは変わっていない」ことを知りました。普段当たり前に思っている教室・机・同年齢のクラスはかつての人々が考え出したものであり、また、かつて生徒の中から1番優秀な人を選んで他の生徒に教えるという授業のかたちもあったというお...

 5月14日、追手門学院大学の 前 比呂子 先生をお迎えし、「つながる力を育てる人権教育」と題して講義していただきました。 授業では、人権をめぐる世界と国の動き、また、子どもの貧困やLGBTに関わる最近の問題、諸外国と日本の人権意識や状況の違いなど、生徒にとってとても大切なことを教えていただきました。 後半は、「学校で聞こえてきそうなこんな言葉、どこが問題?」をテーマにグループワークを行い、さらに...

【5月7日 教志ブログ】

 「教志入門」では、過去2回「いい学校とは」をテーマとして、組織で生徒に関わっていくことの大切さ、子どもを理解する上での心遣いを教えていただきました。第3回目は、平安女学院大学から志澤康弘先生より「教育心理学から見た教授法」と題して、知識と理解について人間のメカニズムを教えていただきました。 「ヒトは基本的に帰納法的に思考するもので、日常生活で得た知識、思考法でうまくいっているかぎり考え方を変える...

【4月23日 教志ブログ】

「教志入門」の第2回目の講義は、鳴門教育大学の阿形恒秀先生をお迎えし「児童生徒理解と支援―児童生徒の自立にかかわる教師の役割」をテーマにご講義をしていただきました。阿形先生には、「教志入門」1年目から児童生徒一人ひとりに寄り添い、理解することの大切さを教えていただいています。  講義では、各地の先生や大学生のエピソード、研究成果、チンパンジーの様子などを紹介していただきました。そこで起こっているこ...

【4月16日 教志ブログ】

 教志コースの2年生対象の科目「教志入門」の第1回目の講義を4月16日(火)に行いました。滋賀大学の大野裕己先生をお迎えして「いい学校とは」をテーマにご講義をしていただきました。大野先生のご講義は今年で7回目。最初からお願いしており、2年目からは毎年第一回目の講義をしていただいています。講義の中盤には、「いい学校とは」について、班ごとに討議し発表しました。今年度の42期生からは、「明るい雰囲気」や...