2019年アーカイブ

【11月25日 教志入門ブログ】

 11月25日(月)は、1ヶ月ぶりの講義でした。大阪体育大学から吉美学先生をお招きし、「教師(特に小学校の先生)を目指す皆さんへ」という内容でお話を伺いました。吉美先生は今年で5回目になります。毎年のことですが、軽妙な語り口で教志コース生とのやり取りを進めるうちに先生のお話に引き込まれてしまいます。今年も、この話術にこそ小学校での良い先生像が隠されていると感じる講義でした。  教志コース生の講義後...

 11月5日(火)、8日(金)、11日(月)、12日(火)、18日(月)、19日(火)の6日間、中学校6校、小学校7校、幼稚園10園、保育所7所と認定こども園1園の合計31校園所に1~2名の教志コース生が後期の実地実習に行きました。お忙しい中、ご協力いただいた高槻市立の小中、幼保、こども園の先生方や子どもたちのみなさん、ありがとうございます。前期での実習校種とは異なる学校に行きましたので新鮮であり...

【10月29日 教志入門ブログ】

 10月29日は、大阪人間科学大学の田中保和学長より、「先生への道と対人援助の仕事」と題して、理想の教師に近づくために必要な資質能力をわかりやすく教えていただきました。その資質能力を明確に意識することで将来の夢を掴み取れるよう生徒たちを励ましていただきました。また、教職以外にも対人援助の仕事は多く、いくつかの職種について資料を参考にして、丁寧に教えていただきました。

【10月21日 教志入門ブログ】

 10月21日は、滋賀大学から藤岡達也先生をお招きし、「―『先生』と言う仕事を考えているあなたに―(近年の自然災害と学校防災Ⅱ)」と題して、防災の観点から講義をしていただきました。藤岡先生には教志コース1期生からお世話になっており、毎年新しいお話をしていただいています。表題の「Ⅱ」は、高槻市は昨年の地震や台風で被災したところであり、本校でも被災し地震直後は授業が行えなかったということで、藤岡先生に...

【10月7日 教志入門ブログ】

 10月7日は平安女学院大学の金子眞理先生にご講義いただきました。金子先生には1期生以来7年間お越しいただいています。今年度も優しく、楽しく、保育者の言葉の大切さを教えていただきました。教志コース生たちは11月に6日間実地実習に行きます。幼稚園・保育所・小学校・中学校の先生方にはお世話になります。前期での実習では、読み聞かせをさせていただく機会を得たり、高校のことを子どもたちの前で紹介する機会を得...

【10月1日 教志入門ブログ】

 10月に入り、今年度の教志入門も後期となり、班単位ですが、席替えを行いました。10月1日の5限目には、後期の実地実習に関する連絡を行うとともに、10月26日に予定している学校説明会での役割分担と分担内容に関わる協議を行いました(毎年度第1回学校説明会では授業を公開しています)。その後の6限目には、本校2年生対象の「総合的な学習の時間」の2時間の授業案を班別で協議しました。協議後には各班の企画案を...

【9月30日 教志入門ブログ】

 9月30日は、佛教大学教育学部の平田豊成先生を迎え、理科教育に関わる講義をしていただきました。平田先生には2期生からお世話になっています。教志入門を受講しているコース生は文科系科目を多く履修している生徒ですが、将来どの校種に進もうとも科学的な教養は必要です。また幼児教育や初等教育では教える立場となります。コース生は、地学分野や化学分野の実習・実験を通して、楽しく、そして興味深く学び、科学の目を養...

【9月26日 教志入門ブログ】

 9月は祝日等のため月曜日の授業が少ないので、26日は木曜日でしたが、月曜日の授業を行い、その関係で教志入門では、大阪体育大学の石川昌紀先生をお招きし、学校体育に関わる事柄について教えていただきました。石川先生はテレビでもご活躍の先生です。今年度で5回目のご講義です。スポーツによって使う筋肉や腱の長さが異なるなど、体育に関する学習の後は、体育の授業で必要なもの、そうではないものをグループで協議し、...

【9月24日 教志入門ブログ】

 9月24日(火)の教志入門は、大阪成蹊大学に訪問させていただき、「大学キャンパス見学」を行いました。今年で3回目にあります。  初等教育と中等教育のグループに分かれ、初等教育を希望した生徒たちは、国語科教育の授業に、中等教育の生徒たちは英語科教育の授業に、それぞれ参加させていただきました。施設等の学内見学では1年生の学生さんにガイドをしていただき、教育学部のピアノ室やプレイルームを見学しました。...

【9月10日 教志入門ブログ】

 文化祭の翌日の9月10日(火)、まだまだ暑く、最高気温は35度を超えています。日中に坂を上って本校に来ていただく大学の先生にはとても気の毒な日が続いています。この日は、武庫川女子大学から心理学がご専門の磯部美良先生にお越しいただきました。  「上手な褒め方と叱り方」をテーマに将来子どもたちを育む際、どのように声をかけると子どもたちが自尊心を高め、よい方向に成長していくかについて詳しく、そして楽し...

【9月3日 教志入門ブログ】

 9月3日(火)は、京都産業大学から牛瀧文宏先生から「教科や校種を超えて取り組む学力向上~教科横断と校種間連携について~」と題して講義をしていただきました。牛瀧先生は教志コース1期生から今年度の7期生まで毎年高槻北高校にお越しいただいています。  先生から、多くの教科に分かれて学んでいる高校生に、教科内容はつながっていることを、前半は学力の3要素(1 基礎的・基本的な知識・技能の習得、2 これらを...

【9月2日 教志入門ブログ】

 9月2日(月)は、大阪成蹊大学から橋本隆公先生をお招きし、「『先生になる』ってどういうこと?~先生になる夢と子どものおもしろさ~」をテーマに教えていただきました。 遊びを学びにつなげるポイントとして、まず手遊びによるコミュニケーションのきっかけを示していただきました。写真は、手遊びの一場面です。橋本先生の手遊び指導はスマートで楽しく、教志コース生はそのテクニックとコミュニケーション力の巧みさに驚...

【8月27日 教志ブログ】

 8月27日、2学期の教志入門の授業が始まりました。  大阪成蹊大学から赤沢真世先生をお招きし、「①今求められる学力と学習とは?」、②「小学校外国語の教科化!授業のポイントとは?」の2つのテーマで、グループワークを交え、お話ししていただきました。  ①では、グラフの見方とPISA問題の特徴、世界的に求められる「学力」について説明していただき、色々な教科の学びを使うこと、図表や広告なども題材として活...

 6月の実地実習を無事終えました。高槻市内の中学校、小学校、幼稚園、保育所、支援学校の先生方には大変お世話になりました。コース生たちは、生徒、児童、園児の皆さんと触れ合い、先生方のご苦労されている様子や教えること・育てることの意味を教えていただき大変感謝しています。7月9日には校内でお互いの実習の成果を制作物とともに発表し、中にはお別れの時に子どもたちからいただいた贈りものを披露した生徒もいました...

【6月3日・10日・11日 教志ブログ】

 42期生(教志コース7期生)も6月になり、高槻市内の小中学校や幼稚園、認定子ども園、保育所での実習が始まりました。すでに6月3日(月)、10日(月)、11日(火)の3日間(月曜日が振替休日のところでは2日間)の午後に実習させていただきました。   初日の終了報告時の感想では、「すごく緊張しました。そして想像よりも大変でした」ということでしたが、2日目には、小学校に行っている生徒から「放課後にコリ...

【5月28日 教志ブログ】

 5月28日、京都女子大学より谷川至孝先生をお迎えし、「児童虐待の背景と対応」というテーマで講義をしていただきました。 厚生労働省や総務省のデータから読み取れる虐待の傾向やその発生要因を教えていただき、虐待の対応では変化してきていることの紹介がありました。 講義の後半では、生徒たちは虐待の防止策をグループでまとめ、発表するかたちで意見交換を行いました。 まとめとして、虐待された児童が望む幸せのため...

【5月20日 教志ブログ】

 5月20日、近畿大学から光田先生をお招きし、「ワークで学ぶ教育学」と題して、学校教育の歴史について学びました。講義の中で、「1350年頃から学ぶことなどは変わったとしても授業のかたちは変わっていない」ことを知りました。普段当たり前に思っている教室・机・同年齢のクラスはかつての人々が考え出したものであり、また、かつて生徒の中から1番優秀な人を選んで他の生徒に教えるという授業のかたちもあったというお...

 5月14日、追手門学院大学の 前 比呂子 先生をお迎えし、「つながる力を育てる人権教育」と題して講義していただきました。 授業では、人権をめぐる世界と国の動き、また、子どもの貧困やLGBTに関わる最近の問題、諸外国と日本の人権意識や状況の違いなど、生徒にとってとても大切なことを教えていただきました。 後半は、「学校で聞こえてきそうなこんな言葉、どこが問題?」をテーマにグループワークを行い、さらに...

【5月7日 教志ブログ】

 「教志入門」では、過去2回「いい学校とは」をテーマとして、組織で生徒に関わっていくことの大切さ、子どもを理解する上での心遣いを教えていただきました。第3回目は、平安女学院大学から志澤康弘先生より「教育心理学から見た教授法」と題して、知識と理解について人間のメカニズムを教えていただきました。 「ヒトは基本的に帰納法的に思考するもので、日常生活で得た知識、思考法でうまくいっているかぎり考え方を変える...

【4月23日 教志ブログ】

「教志入門」の第2回目の講義は、鳴門教育大学の阿形恒秀先生をお迎えし「児童生徒理解と支援―児童生徒の自立にかかわる教師の役割」をテーマにご講義をしていただきました。阿形先生には、「教志入門」1年目から児童生徒一人ひとりに寄り添い、理解することの大切さを教えていただいています。  講義では、各地の先生や大学生のエピソード、研究成果、チンパンジーの様子などを紹介していただきました。そこで起こっているこ...

【4月16日 教志ブログ】

 教志コースの2年生対象の科目「教志入門」の第1回目の講義を4月16日(火)に行いました。滋賀大学の大野裕己先生をお迎えして「いい学校とは」をテーマにご講義をしていただきました。大野先生のご講義は今年で7回目。最初からお願いしており、2年目からは毎年第一回目の講義をしていただいています。講義の中盤には、「いい学校とは」について、班ごとに討議し発表しました。今年度の42期生からは、「明るい雰囲気」や...