2月11日(日・祝)午後、本年度の「近畿サイエンスデイ」を、梅田スカイビル36階のスカイルームにて開催しました。
今年で11回めを迎える本イベントは、近畿・北陸圏のSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)8校(天王寺・神戸・奈良・堀川(京都)・膳所(滋賀) ・津(三重)・藤島(福井)・金沢泉丘(石川))のネットワークによる合同の課題研究成果発表会で、今回参加したのは本校の他、神戸・膳所・藤島・金沢泉丘の4校。加えて昨年度に引き続き府立北野高校の参加もあり、合計6チームの精鋭たちが、これまでの研究内容をプレゼンしてくれました。持ち時間は各校10分。それぞれのチームがこれまでに積み上げてきたオリジナリティ豊かな研究成果を堂々と発表してくれました。質疑応答もしっかりやり取りされ、文系の私にとっては宇宙語が飛び交っているようで、レベルの高さに感心しきりでした。発表後には生徒同士の研究交流も行われ、新しいつながりも生まれたようです。
また今日は、審査員として京大や阪大の6名の先生方等にも来ていただき、貴重なアドバイスをいただきました。参加した生徒の皆さんにとって大変有意義であり、互いに切磋琢磨する中、参加校のSSH活動の活発化と課題研究のレベル向上とともに、近畿全体の理数教育の発展に資する時間になったと思います。
*発表テーマ(発表順)
①金沢泉丘:【地学】「千里浜における効率の良い消波ブロックの形の研究」
②藤島:【数学】「多角形におけるオイラー線について」
③北野:【化学】「水酸化鉄(Ⅲ)コロイドの作成方法とその性質」
④膳所:【数学】「辺の長さ、面積が整数の円に内接する四角形」
⑤神戸:【生物】「紫外線の波長の違いによってHspの生産量に違いが生じるか」
⑥天王寺:【物理】「沿面放電における電気の流れ方の定量化と考察および応用」