12/25(月)にがり散布

 本日、サッカー部が練習後、グラウンドに「にがり」(塩化カルシウム)を散布してくれました。

 「にがり」には、凍結や霜を防止して、適度な湿り気を維持してほこりを抑える効果があり、年間を通じて、計画的にグラウンドに散布しています。グラウンドは部活動や、体育の授業、学校行事などで使用頻度が高く、適宜、メンテナンスが必要です。プール、体育館、音楽棟といった施設や各施設にある器具についても同様です。これからも、施設、器具等を大切にしながら、しっかり活用してほしいと思います。

★「にがり」について・・・

 グラウンド散布に用いる「にがり」の多くは塩化カルシウム<CaCl2 >が主成分です。水に溶けやすく 凝固点降下を利用した融雪剤として、道路の各所(主に橋梁、急勾配、急カーブ)に配備されているのを見かけます。

 「にがり」と聞くと、豆腐を連想するかもしれません。豆腐作りで使用される「にがり」の多くは海水を蒸発させ、塩を採った後に残る液体=「天然にがり」です。主成分は塩化マグネシウム<MgCl2>です。親水コロイドである豆乳に、「にがり」を加えると豆乳が塩析されて、豆腐になるのです。以前は授業でよく作っていました。ちなみに、塩化カルシウム水溶液を用いても、同じように豆腐はできますが、「天然にがり」を用いるのは"味"の問題だと思います。