京セラの創設者 稲盛和夫さんのお話。稲盛さんといえば、日本航空を再建したり、京セラを世界的な電子部品メーカーへと成長させたりした「経営の神様」と言われた人物である。日頃から、稲盛さんは社員たちに「私にできるのだから皆にもできる」と語っていたそうだ。もちろん、そんな訳はなく、稲盛さんでしかできないことが多くあったはず。稲盛さんは(あの人だからできると決めてしまうことで、その人の学びが止まってしまう。)ことを伝えたかったのではないだろうか。
また、「人のせいにして問題は解決しますか?」という問いかけもされていたとのこと。何か課題があり、ずっと解決しない時、その根っこには共通した現象がある。それは、"人や物のせいにする"ということ。「予算がないから」「人材がいないから」...
仕事というものは(自分がいたらまわりが助かる=「役に立つ」)を見つけるところから始まる。これは「人の心と心の結びつき」を大切にした稲盛和夫さんの教えでもある。