6/17(月)医療的ケア保護者懇談会を行いました

本日(17日)、本校の 第1回 医療的ケア保護者懇談会 が行われました。

5日に開催された「医療的ケアにかかる保護者部会」で、教育庁から情報提供がありましたが、概要説明ではわかりにくい部分もたくさんあるため、今日は、私から更に掘り下げた説明をしました。

内容は以下の通りです。

(1)大阪府の医療的ケア体制(国の事業内容と関連させながら・・・)

(2)「学校における医療的ケアの今後の対応について」(平成31年3月20日、文部科学省通知)

  文部科学省HP http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1414596.htm

  • 文部科学省が、「学校における医療的ケアの意義」を初めて明確に示したこと
  • 役割分担の明確化・・・保護者にも「看護師等の役割は、医療的ケア児の健康が安定した状態で医療的ケアを実施することであるため、健康状態がすぐれない場合の無理な登校は控えること。」等、学校に協力する役割があることを示しています。

(3)医療的ケア通学支援モデル事業について

  • 各校で保護者の協力が不可欠であること
  • 通学支援で課題となっているのはどんなことか?

  ・・・安全第一はもちろんのこと、車両に関する課題、同乗する看護師に関する課題等

(4)「大阪府立支援学校医療的ケア検討委員会」の設置

  私も肢体不自由支援学校の代表で委員として出席します。また別の機会にブログに掲載しますね。

●保護者の皆様からいただいたご意見、感想・・・

  • 「医療的ケア通学支援モデル事業」を継続し、ぜひ拡充して欲しい。
  • 看護師だけでなく、ヘルパー同乗についても検討して欲しい(就学奨励費を活用した福祉タクシー等の利用も含めて・・・)。
  • 市立の中学校から府立支援学校高等部に来て、支援学校の対応の良さを感じたが、通学支援モデル事業の状況等を聞くと、支援学校でもまだまだ課題があるのだと感じた。
  • 市からは「府立学校への通学の支援はできない」と言われた。市は、通う学校と関係なく、"市の子ども"として責任のある対応をとって欲しい。府からも、市へ働きかける等、もっと連携を進めて欲しい。
  • この他、本校の医療的ケアの対応に関する要望もご意見をいただきました。

これらのご意見は、様々な機会を捉えて、教育庁にも伝えて参りますし、府立支援学校PTA協議会の対府懇談会でも、保護者の皆様から積極的に伝えていただきたいと思っています。

また、それぞれの保護者の皆さんが、日頃苦労していること等、意見交換が行われました。トイレのベッドは、子ども用はあっても、大人が使えるようなものが設置されていないことでとても苦労されていることは、対府要望としても挙げていく内容のひとつですね。

ご多用の中、参加していただきました方々、ありがとうございました!