6/27(木)全国特別支援学校長研究大会 1日目

全国特別支援学校長研究大会で、本日(6/27)は朝から東京に来ています。

大阪府ではG20サミットを控え、高速道路はもちろん幹線道路もガラガラで驚きです。何事もなく、無事に終わることを祈るばかりです。

さて、全国特別支援学校長会として、以下の大会決議がなされました。

1 障害のある子供が、その能力や可能性を最大限に伸ばし、自立し社会参加することができるよう、特別支援学校において専門性に裏付けられた質の高い教育を推進、継続するとともに、社会との連携・協力により、その実現を図ること。

2 障害のある子供が、地域社会の一員として主体的に活動し豊かに生きることができるよう、学校における合理的配慮の提供、差別やいじめをなくすための人権教育の推進、障害のある子供と障害のない子供との交流及び共同学習の着実な推進等を通して、共生社会の形成の実現を図ること。

3 特別支援学校が、障害のある子供の確かな学びの場であるとともに、保護者、地域、国民から信頼される魅力ある学校としてその機能を発揮するため、学校経営の改善、充実に努め、新たな時代の特別支援教育の担い手の育成と共生社会の理解者の一層の拡充を図ること。

しっかりと取り組むべき内容として、重く受け止めています。

また、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課長から「特別支援教育の動向、施策等について」と題して行政説明がありました。

特別講演は「新学習指導要領がめざす これからの学校」という演題で、横浜国立大学名誉教授 髙木展郎 氏からお話しいただきました。学習指導要領改訂の意味、カリキュラム・マネジメントの意味とその具体(「学びのプラン」の意味、学校評価等)、「主体的・対話的で深い学び」の意味、学習評価、授業における教師の役割・・・といった視点から、学校教育目標を実現するために教育課程を編成し、実施・評価・改善していくというお話でした。この「カリキュラム・マネジメント」の意味はしっかりおさえておく必要がありますが、あらためて頭の中で整理することができました。

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明日は、全国特別支援学校肢体不自由教育校長会総会、肢体不自由関連の行政説明等が行われます。関東は朝から台風に遭いそうです・・・。ずぶ濡れで会場に行くことになるかも・・・。