6/28(金)全国特別支援学校長研究大会 2日目

いよいよG20大阪サミットが始まりました。

こちらは、全特長2日目。本日(6/28)は全国特別支援学校肢体不自由教育校長会の総会、研究協議会と、全特長経営課題別研究会が行われました。

午前中は、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官 菅野和彦 氏から「特別支援教育の動向と新学習指導要領スタート」と題して、行政説明が行われました。

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特別支援教育の動向から・・・

平成30年度の主な報告書等について紹介した後、内閣府が示している「Society5.0」に触れ、AIやロボットにできない人間の強みを支援教育においても発揮していく必要があるという話がありました。デジタル教科書の効果的な活用もこの「Society5.0」の延長上にあります。

内閣府HP 「Society5.0」 https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html

また、特別支援学校(肢体不自由)高等部について、最近の傾向は以下の通り。

・準ずる学習を受ける生徒は減少傾向(H29:国全体で大学等進学者は56人3.1%)

・就職者は年々減少傾向(H29:94人そのうち53人が事務従事者)

・社会福祉施設への入所・通所は微増

これを受けて、「障がい者の生涯学習」が課題になっていること、卒業後のこともふまえた教育課程の編成が必要であることなどが話題になりました。

カリキュラム・マネジメントの充実についての話は、ここで触れるには無理がありますが、しっかりと先生方に伝えていきたいと思います。

午後の研究協議会では、2校から学校経営の事例発表がありました。学校の体制や人材育成について、大胆に取り組んでおられる事例は、参考になりました。

また、5つの分科会に分かれて、経営課題別研究会が行われました。私は、「働き方改革」、「危機管理・防災教育」の2つの分科会に参加しました。「危機管理」では、東日本大震災(地震、津波、原発事故という複合災害)を経験した福島県の校長先生が『イメージできないことは、マネージメントできない』難しさを語られたのが印象的です。

今回の研究大会の内容を、本校の学校運営にも役立てられるよう、取り組んでいきます。

おまけ・・・研究大会終了後、すぐ隣にある明治神宮に立ち寄りました。初めて行ったのですが、大都会の中にあんな "森" があるんですねぇ。周囲のビルも視界から消え、自然の空気に包まれる素敵な空間にエネルギーというかパワーをもらうことができました。

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