10月1日(火)午後の大阪府議会 本会議 代表質問で、医療的ケアが必要な児童生徒の通学支援策の拡充について、吉村知事が以下のように答弁しました。各新聞やインターネットでの報道もあったので、既にご存知の方も多いと思います。
- 重度の障がいがある方の通学や就労への支援策が必要と認識しています。とりわけ、子どもたちの学びに対するサポートは極めて重要であり、まずは、ご指摘の児童・生徒への通学支援を思い切って拡充したいと考えています。
- 今年度から、府立支援学校の5校5人を対象に、介護タクシー等への看護師同乗によるモデル事業を開始し、車内での安全面や緊急時の対応等の検証を進めています。また、看護師の確保が課題となる中、介護職員については、医療的ケアの一部のみしか実施できない等の制約はあるものの、その活用を検討していきます。
- 今年8月現在、高等学校を含めて府立学校には、医療的ケアが必要なために通学が困難な児童・生徒が160名程度在籍しており、来年度に向けて、これらのすべての子どもたちを対象とする通学支援の仕組みを構築していきます。
● この府議会の様子は、インターネットの議会中継でご覧になれます。
本会議 ⇒ 9月 ⇒ 10/1 鈴木憲(維新) ⇒ 動画再生 (1時間51分ぐらいのところです)
吉村知事の言われた "すべての子どもたちを対象とする通学支援" への道のりは、解決しなければならない課題がたくさんありますが、これまでと比べると大きな前進だと言えます。大阪府の施策の動向を見守りつつ、学校からも必要な事柄を府に伝えていきたいと思います。