11月13日(水)、私は、はるばる青森県八戸市に来ています。昨夜は冷え込みましたが、今朝は陽射しも心地よく、比較的過ごしやすい天候です。
全国特別支援学校肢体不自由校長会は、昭和32年に全国養護学校長会肢体不自由教育部会として発足。会員は大阪府立養、愛知県立養、神戸市立友生養、東京都立光明養の4校長でした。今年は校長会として60年目を迎えています。そして、全肢研大会は65回目となります。
本日の午前中は、文部科学省 初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官 菅野和彦 氏から、いつものように行政説明がありました。
特別支援教育に関する動向では、今年度4月から行われている中央教育審議会の審議内容に触れられました。今回は、現職の特別支援学校の校長が初めて参加しています。
9月からは、新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議が開催され、こちらには各障がい種の学校の校長も参加し、以下の議論が進められているそうです。
- 新しい時代の特別支援教育のめざす方向性・ビジョン
- 特別支援教育を担う教員の専門性の整理と養成の在り方
- 障がいのある子どもたちへの指導の充実
- 小・中・高等学校及び特別支援学校における特別支援教育の枠組みについて
- 幼稚園・校長学校段階における学びの場の在り方について
- 切れ目ない支援の推進に向けた教育と医療、福祉、家庭の連携について
この有識者会議は、令和3年3月31日までとし、その後については必要に応じて延長することになっています。今後の動向を見守る必要があります。
このほか、大きなテーマとして、「教員の専門性向上」、「特別支援学校の教師としての専門性~自立活動の指導~」、「カリキュラム・マネジメント」等についてのお話がありました。
午後からは、3校の校長先生から学校経営の取組みの発表と、岡山県での豪雨災害における復旧・復興に関する話がありました。毎度のことながら、全国の校長が強い気持ちで実践されているお話は、私も元気の素をいただけます。