枚方支援学校では、キャリア教育の視点を取り入れ、「自分=理解」「つながり=コミュニケーション」「チャレンジ=考動」を日々の実践で大切にしています。
今回は「つながり=コミュニケーション」の中から、「つたえる力~表現する力(自分らしく思いを伝える)~」に着目した取組みを紹介します。
この国語グループは、8名のグループで、職業コースの生徒が複数在籍するグループです。
高等部2年生では、福祉体験実習や企業体験実習(希望者のみ)、職業コースなど外に出て実習をする機会が多くありました。職場の人とのやり取りや、接客などの経験の中で、丁寧な言葉遣いについて考える機会が増えたようで、自分たちから「敬語の勉強をしたい。」というリクエストもありました。
敬語には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」と3種類あり、それぞれの違いを学びました。
丁寧語は普段から使えている生徒が多く、尊敬語や謙譲語の中で、「いらっしゃる」「ご覧になる」などの特殊な言い回しも知っている生徒がほとんどでした。
正しい敬語はどちらか選択する問題では、教室の床にマスキングテープを貼り、ホワイトボードに映した選択肢の正しいと思う方に移動するゲームをしました。
尊敬語と謙譲語を間違える生徒が多く、実際に使うとなると、もう少し練習が必要そうです!
生徒たちは、次は3年生ということもあり、進路を意識した言動について考えることも増えてきたように思います。しっかりと敬語を使えるようになり、進路に活かしてほしいです。