【高等部】協力してディスクを入れよう!

 枚方支援学校では、キャリア教育の視点を取り入れ、「自分=理解」「つながり=コミュニケーション」「チャレンジ=考動」を日々の実現で大切にしています。

 今回は「つながり=コミュニケーション」の中の『かかわる力~協力して活動する力(チームワーク)~』と「チャレンジ=考動」の中の『やりきる力~振り返り、改善する力~』に着目した取り組みを紹介します。

 高等部の『総合ダンス・スポーツ』の授業では、他学年の生徒と交流しながら様々なダンスやスポーツに取り組んでいます。

 フライングディスクでは、チームに分かれてディスクをディスクゴールに入れる枚数や速さを競いました。

           ディスク           ディスクゴール

 ディスクを投げる順番を決める時は、自分たちで「何番がいい?」と声をかけたり、「じゃんけんで決めよう!」と提案したりして生徒同士で話し合って決めています。最初は様子を見ていた生徒たちでしたが、慣れてくると発言する生徒が増え、明るい雰囲気で活動できるようになりました。

 対戦ゲームが始まると、同じチームの友だちを応援しながらも対戦相手の様子を見て、競争心を持って取り組む姿が見られました。そして、その対戦結果を受けて各チームで作戦会議を開くようにすると、「順番を変えよう!」と提案する生徒がいたり、ディスクを早く、多く投げることができるように「じゃあ、ディスク拾うわ!」と自ら役割を決める生徒がいたりして、生徒同士で協力したり改善したりすることができるようになりました。また、友だちにディスクの投げ方を教える生徒もいて生徒同士のかかわりがどんどん増えてきました。

 このような『かかわる力~協力して活動する力(チームワーク)~』や『やりきる力~振り返り、改善する力~』に着目した取り組みを積み重ね、さらにかかわる力を持ち、広げていくことができると考えます。