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【小学部4年生】 男女の違いをや自分の体の大事なところを知ろう

枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。

ひらかたキャリアマトリクスの、「かかわる力」<他者と付き合う力(人との距離感や性の理解)>の中から、「男女の違いがわかる。」に焦点を当てた取組みを紹介します。

昨年度の「こころとからだ」の学習の中で「男女のちがい」として、男女の体のイラストを見比べて違いを考えました。また、自分や周りの先生たちが男女どちらかということも考え、自分たちで選ぶ活動にも取り組みました。

4年生では、3年生の学習を踏まえ男女で分かれて使用する場所を学習し、自分がどちらを使用しているか考えました。4年生になり、男子は教室、女子は更衣室で朝や帰りの際の更衣を行うようになっているので自分がどちらで着替えているか、トイレのマークやカーテンの色を見てどちらを使っているかを写真から選びました。身近な場所が挙がっていたので、みんなは自分が使用している場所を正しく選ぶことができました。

その後、自分たちの体の中でどこが大事な場所か考えました。絵本の読み聞かせの後に「じぶんのからだのだいじなばしょ」について考えると「くち」・「め」・「あし」と様々な場所を挙げられました。理由を自分の言葉で説明している児童もいました。今回の授業では、特に大事な場所として水着で隠す部分の「プライベートゾーン」があることを学びました。プライベートゾーンを学んだ際には、3年生の授業で使用した体の絵を使い、男女それぞれの体に水着を貼ってプライベートゾーンを隠す活動に取り組みました。プールの時期だったこともあり、自分が水着を着用している場所にしっかりと水着を貼り付けることができました。

プライベートゾーンという聞き慣れないことばが登場する授業でしたが、自分の体の大事な場所について考えたり、その場所がどこなのかを水着を貼る学習をしたりすることでより一層自分の体のことについて考える時間となりました。

今回は、プライベートゾーンという言葉や場所についての学習が中心でした。今後、「プライベートゾーンの約束」を学習し、自分の体を大事にするだけでなく、友だちや周りの人たちを大事にするためにどうしたらいいのかを子どもたちと一緒に考えていく予定です。