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【高等部2年生】職業Ⅲの取り組み ~職業生活で生きる力とは~

枚方支援学校では、キャリア教育の視点を取り入れ、「自分=理解」「つながり=コミュニケーション」「チャレンジ=考動」を日々の実践で大切にしています。

今回は「つながり=コミュニケーション」の中から、「つたえる力 ~相手の気持ちに配慮した表現で、考えや意見を伝える。~」と、「チャレンジ=考動」の中から、「やりきる力 ~口頭での指示を理解して作業する。目標をもち、継続的に作業する。~」に着目した取り組みを紹介します。

高等部「職業Ⅲ」の長期目標は「職業に関する事柄について理解するとともに、将来の職業生活に係る技能を身に付けるようにする」です。まもなくやってくる社会生活。高等部卒業後の社会生活を見据えて、この「職業Ⅲ」が職業生活の一助になればと考えています。

高等部「職業Ⅲ」の授業では、卒業後の進路を意識し、多くの福祉事業所で展開されている軽作業を取り入れ、「タオルたたみ」「アイススティック数え」「ファイリング」の3つの作業を柱に取り組んでいます。他の授業の雰囲気よりもメリハリを持たせ、働くために必要な力である、「仕事に対する姿勢」「コミュニケーションスキル」「集中力や持続力」「協調性」などを伸ばし、卒業後の進路決定につなげるきっかけになれば良いと考え、福祉事業所をイメージできるような授業を展開しています。

3つの作業を中心に行いますが、まずは「きちんと丁寧にやり遂げること」が大切です。いくら早くできても、不良品がたくさんあっては仕事として成立しません。作業量よりも品質にこだわるように、ゆっくりと時間をかけて良品を作るまでの過程を学びます。

次に「最後まで作業に集中する」ことも必要でしょう。決められた時間を作業に集中するという姿勢は、今後の社会生活にきっと生きてきます。10分間、20分間などとタイマーを掲示して、作業に集中できる環境を作っています。

また、単に作業ができれば良いというわけではありません。「挨拶や礼儀」「時間の順守」「持ち物の管理」「清潔への意識」も大切な要素です。「協力する」「目標をもって作業に臨む」ことも必要です。

ここで最も大切にしていることは「コミュニケーション力」です。「○○ができました。」「わかりません。」「○○(材料)がなくなりました。」「ありがとうございます。」「教えてください。」のように、その場に応じたコミュニケーションが自らとれるようになることは、みなさんの課題であると認識しています。コミュニケーション力は、作業力よりもさらに大切な力であると思います。

作業をする中で、「得意不得意を知る」ことも大切です。誰もがすべての作業をスムーズにできるとは限りません。当然、苦手な作業もあるでしょう。苦手なことに挑戦する気持ちは必要ですが、自分の得意分野と不得意分野を知ることは、自己理解、進路決定につながります。

このように、「職業Ⅲ」では作業力とコミュニケーション力の両方にバランスよく成長が見られるように、私たち教員は本校高等部作成の「職業Ⅲマニュアル」を参考にしながら授業展開しています。

この「職業Ⅲ」を通して、作業に集中している様子、コミュニケーション力の向上から、みなさんの大きな成長を感じます。自分自身の卒業後の姿を、それぞれが自分のことだと意識してこの授業に臨んでいるから成長するのでしょう。

これからも、高等部卒業後の職業生活で「生きる授業」を展開し、みなさんの成長を見守りたいと思います。

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