上級救命講習会

 11月11日(金)に茨木高校にて上級救命講習がおこなわれました。
 この講習会は1年生保健の授業で学んだ「救急救命」をさらに発展的に学びたいと希望する生徒が自主的に参加して行われます。今年は42名の生徒が受講しました。
 当日の受講内容は心肺蘇生法と応急手当、傷病者運搬法など人命救助に重要なことを学びました。熱心に教えてくださる消防士の方に、真剣に学ぼうとする生徒の姿が頼もしく思えました。最後には市民救命士の資格を取得する為の試験があり、全員合格を頂きました。市民救命士という誇りをもって、これからいつ遭遇するかわからない事態でも勇気をもって救助してくれることを期待します。

 最後になりましたが、講習会を実施していただいた消防署の方々に感謝申し上げます。


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<生徒の感想>
 この講習会では授業で行った心肺蘇生法を本物に近い人形やAEDを使ってできたり、実際に救急の現場に携わっている方に自分の心肺蘇生のアドバイスを頂いたりして、知識を深めることができました。
 また授業では行っていない包帯法や搬送方法を習得することができました。実際に倒れている人を目にしたときにどこまで自分ができるかは分かりませんが、この講習で学んだことを少しでも役立てることができればいいなと思います。
                              1年 永友奏帆

 僕は今回の上級救命講習を受講して、改めてとっさに人の命を救うために知識はとても大切なのだと感じました。
 今回はまず心肺蘇生法を教えて頂きました。特に印象に残ったのは、人が倒れてから救急車が来るまでの時間にどのように対処するかによって、その人の命が助かるのかどうかが決まるということです。つまり、もし自分の周りで人が倒れたとしたら、その人の命は自分やその周囲の人にかかっているということです。だからきちんとした知識を持っておかなければいけないのだと感じました。
 次に負傷者を運ぶ方法を教えて頂きました。人を運ぶとなると担架などの器具が必要だというイメージがありました。ですが、毛布と竿などがあれば担架の代わりが作れること、意識のない人でもしっかりと運べる背負い方などがあることを知りました。
 他にも三角巾を用いた止血法を教えて頂き、いざという時に応急手当が自分たちでできるようになりました。今僕が住んでいる地域では近いうちに大災害が起こると言われています。それが起こった時には自分たちで周りを救助しないといけません。そのためにも今回教えて頂いたことを忘れないでいようと思います。

 今回講習をして下さった消防署の方々、分かりやすく説明していただき、本当にありがとうございました。

                              1年 吉田健悟