今、生物が熱い!

 夏休みに入りましたが、7月中の3年生は1限目から5限目まで、びっしり講習が組まれています。私は「目指せ〇〇〇点、数学共テ道場」と銘打った講習をやっています。夏期講習全5回は、三角・指数・対数関数を集中してとりあげていますが、少しずつ力は着いてきているのを感じます。また、真っ黒に日焼けした、クラブ引退したて組も参加し、真剣そのものです。

 講習が終わって進路指導室でのんびりしていたら、進路指導部のK先生が「今、生物実験室ですごいことやってますよ!」と駆け込んできました。で、進路室の3人で駆け付けたところ...

なんとブタの胎児の解剖実験でした。3年生の生物選択者が多かったですが、1,2年生の希望者も参加していました。本校、SSHのミラクルチャレンジの一環の取り組みだそうです。

 私が一番感心したのは、生徒たちが極めて冷静に解剖をしていたことです。例えば授業中、教室に虫が入ってきただけでもキャーキャー大騒ぎなのに、今日は打って変わって「これが心臓か。心臓はやっぱりコリコリしてる」「腸ってやっぱり長いなあ。長さ計ってみようか...1メートル以上ある!」など、冷静かつ丁寧に扱いながら解剖を進めていました。担当の先生は「自分たちの勉強のために動物の命を頂くことの意味を、解剖の前に生徒にも話をしています。生徒たちはそれをよく理解していると思います。」と話してくださいました。

 私たちを呼んでくれたK先生は「生野高校では、物理化学、そして最近特に熱いのは生物。いろんな取り組みをされている」と興奮気味でした。さすがに解剖の様子はブログには載せることはできませんが、生徒たちのアカデミックな面を見た一日でした。