「AIと人がつくる未来社会」シンポジウム@大阪大学

 大阪大学で行われた日本学術会議第三部主催のシンポジウムに生徒と参加してきました。技術的な話だけでなく、AIが社会にもたらす影響を社会学的な視点で討論する時間もありました。「AIを生み出す人間や社会の価値観がAIに植えつけられる」という話が印象に残りました。

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2019/08/8372(2019.08.07.アクセス)

以下、参加生徒のレポートです。

 私がこのシンポジウムに参加しようと思ったきっかけは、石黒さんの取材記事を読んで、AIについて知りたい、情報技術の専門家や同世代の子のAIへの考え方を知りたいと思ったことです。私は、情報技術やAIへの興味はありましたが、それらの知識はほとんどなかったので、話についていけるかがとても不安でしたが、専門用語などが話に出てきた時は、簡単に説明をしてくださったので、わかりやすかったです。AIについて詳しい人がこのシンポジウムに参加していたら、もっと面白いと感じたと思います。 様々な分野の専門家の方々のお話を聞いて、皆さんAIについて前向きに考えているなと思いました。例えば、AIを使った実験が失敗するかもしれない、という意見に対して、"失敗すれば、実験をやめたらいい。実験しないと、進化もしない"という風におっしゃっていました。たしかにそうだなと思いました。私は今までAIについて、悪い側面だけを考えて、保守的に考えていました。しかし、実際は、AIは沢山の良い面を持っています。

 このシンポジウムを通して、考え方が少し変わりました。AIを使うこと自体あまり良くないと思っていたけど、今は、AIとの付き合い方さえ考えれば、使うことは私たちの生活に必要だと思います。 パネリストの皆さんは、AIを使うことが多様性につながるとおっしゃっていました。ですが、私はそうは思いません。AIは合理化や効率化を優先して行います。なので、最終的には画一化してしまうような気がします。私は、AIは人間がもつ多様性をこわしてしまいそうな気がします。

 AIが私たちにとって必要であると思う反面、AIは私たちの脅威になるかもしれないという思いは変わらずに私の中にあって、それは、おそらくこの先も払拭できないと思います。AIとの付き合い方を考えれば、使っても良いという先ほど述べた考えと矛盾してしまうかもしれません。ですが、もし仮に扱い方を考えながら使っていたとして、それでもAIが暴走してしまう可能性というのは十分にあると私は思います。AIが100%暴走しないという証明ができない限り、AIは私たちの脅威にならないとは言い切れないと思います。AIにはまだまだ謎の部分もたくさんあります。しかし、焦ってAIの扱い方を間違えないように、慎重に扱っていく必要があると思います。

 このシンポジウムを通してAIについてよく知れたし、いろんな人の話を聞けて、とても良い経験になりました。また、機会があれば、シンポジウムなどに参加したいです。