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頑張った自分を褒める経験を! 第72回マラソン大会開催

 今日、第72回マラソン大会が開催されました。例年は、長居のヤンマーフィールド長居をスタートゴールとして長居公園周回道路を走るコースですが、今年はヤンマーフィールド長居が工事中であったため、なんと!ヤンマースタジアム長居を発着点として行われました。

 ヤンマースタジアム長居といえば、1月28日に開催された大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)選手が日本記録を19年ぶりに塗り替えたことが話題になりました。今年は、その感動の舞台でマラソン大会が行われたのです。私は、開会式の挨拶で生徒たちに2つのことを訴えました。1つは"こんなに素晴らしいスタジアムを走るなんて、もしかしたら一生に一度かもしれないので、しっかり覚えておこう"ということ。そしてもう1つは"走り終わった後に、頑張った自分を褒めてあげよう"ということです。特に2つめはこんな思いを伝えました。「がんばれ!」というのは簡単だけど、発言者が気づかないうちに「もっと頑張れるはず」とか「まだまだ頑張ってないよ」といったニュアンスを相手に与えてしまうことがある。もしかしたら"もうこれ以上頑張れないくらい頑張った"と思っている人にまで「がんばれ!」という言葉が届いてしまっているかもしれない。「がんばれ!」とか「がんばる」いう言葉は時に使い方が難しい言葉。大事なのは、自分以外の誰かに「がんばった」と思ってもらうことではなく、自分が自分(自分自身)に「私はがんばったよ」と言ってあげられること。もっと言えば「がんばった私は偉かったね」と褒めてあげられることじゃないかと思うので、今日は走り終えた後にそんな気持ちになれることをめざして走ってほしい...

 天候は晴れ。途中で少しだけ雨が降りましたが、ほぼ無風のコンディションでした。スタートの号砲を合図に全員元気よく走り出しました。男子9Km、女子6Kmのレースはまず女子がスタートし、その10分後に男子がスタートしました。本校には保健体育科に陸上競技を専門とする教諭が2名おり、連盟や協会で各種大会等を運営する立場の人も含まれていることから、巡回や先導、最後尾の監察など細かいところまで配慮の行き届いた大会運営です。勢いよくスタートした生徒たちは、世界有数のマラソン選手たちもくぐったマラソンゲートを通って周回道路に出ていきました。

 生徒全員がスタートしスタジアムを出たので、周回道路で応援をしようと移動したら、そこにはたくさんの保護者が応援する姿がありました。ビデオカメラを構えて我が子を待つ姿もあり、この行事への保護者のみなさんの熱い思いを感じました。そうこうしているうちに係員(教員)のハンドマイクの声が響いたのでびっくりしてスタジアム内に戻ると、なんと、女子1位の選手がゴールした後でした。こんなに速いとはびっくりです。スタジアムの中から見た景色や生徒の様子を撮ってきました。生徒会役員の生徒から提供してもらった写真と併せて掲載します。ご覧ください。