誰が聞いてもわかることですが、日本から来た、たった30人の府立高校生のために、フロリダ中央大学の教授が特別講義をしてくれることなどあり得ません。そんな、あり得ないことが起こるのが、三国丘高校のNASA研修なのです。毎年お世話になっている先生方に、あらためて心から感謝いたします。
写真とともに、2人の生徒が講義の内容やその時の様子について報告してくれました。要約しましたので読んでみてください。
フロリダ中央大学の Jay Deep 教授に、NASAが進行中のアルテミス計画や、その対象となる「月」について講義をしてもらいました。「月」の成り立ち、資源などの話からアルテミス計画の内容まで詳しく教えてくださいました。また、計画が最近変更されたことやその内容など、数多くのことを学びました。長い時間を割いていただきましたが、集中して聴いていたので、時間があっという間に過ぎていました。
講義の概要を記録しておきます。まずは、「月」の成り立ちです。「月」は、地球と隕石が衝突した際に飛び散った物質のうち、アルミなど比較的軽いものが集まってできた可能性が高いということでした。次に、アルテミス計画を含む宇宙探査の意義を教えてもらったのですが、人類による宇宙への進出だけではなく、我々の生活にも使える技術を開発するという意義もあると聞き、驚きました。
講義の後、私が教授に、「火星テラフォーミングは可能ですか?」(火星テラフォーミングとは、火星を人が住める環境に変えること)と質問したところ、「はい、ただし長い年月がかかると思います」という答が返ってきました。それを聞いて、多くの難題があるにせよ実現可能だと宇宙の専門家が仰ったことに嬉しい衝撃を受けるとともに、SFの世界がいよいよ現実になるのではないかという期待が一気に高まりました。
講義の後、フロリダ中央大学で日本語を学ぶ学生さんたちがキャンパスを案内してくれたそうです。日本では考えられないくらい広大な敷地を散策したあと、学生さんたちと一緒に食堂でバイキング形式の夕食をいただいたようです。写真の立派なロケットは大学生がつくったものだそうです。

