今年も、女子バレーボール部の引退試合を見て感動しました。
拾って拾って拾いまくる...粘りのバレーを存分に見せてくれ、順調に勝ち進みましたが、勝利の女神は微笑んでくれませんでした。
「勝ち」と「負け」がある限り、正確に半分の確率でどちらかが涙を呑むのは当たり前のことです。引退試合に限って言えば、敗因を考える必要などない...と私は思うのです。
敗戦の場面を見た時、いつも思い出すのは、2000年のシドニーオリンピック柔道100kg超級の決勝で負けた篠原信一選手のコメントです。世紀の大誤審と言われた判定に会場は騒然としました。金メダルを逃した篠原選手へのインタビューが始まった瞬間、彼の口から悔しさや判定に対する不満が語られるだろうと誰もが予想していました。が、彼は、顔色ひとつ変えずにこう言ったのです。
「自分が弱いから負けたんです。それだけです。」
その瞬間、世界中が驚くと同時に、これこそが柔道精神だと称賛の声が相次ぎました。
引退試合では、試合後に号泣する部員の姿を見た人も多いと思います。ですので、これから私が書くことは、女子バレーボール部のみなさんにとってあまりにも酷な意見だと思われるかもしれませんが、敢えて書きます。
悔やむのはやめませんか...。負けた理由が必要なら、「相手チームより自分たちの方が弱かったから」、それで良いじゃないですか。過去は変えられませんが、未来はどんな形にでも変えられます。
この試合で引退した先輩たちは、自分たちの行動で、後輩たちの未来を変えることができるという事実に気づくべきです。後輩たちは、自分たちに何が足りなかったのか(不可抗力による原因があったかもしれませんが、それも含めて実力です)を真剣に考え抜くことです。
そして、私ができることは、三国丘高校にこんな素晴らしいクラブがあることを、中学生や保護者のみなさんにお伝えすることです。
みなさんの物語の続きは、もう始まっています!

