中学生のみなさん、特に3年生のみなさんは、そろそろ志望校をいくつかに絞る時期ではないでしょうか?
7月26日(日)には進学フェアがあるので、まずは行ってみて、いろんな府立高校があることを実感してみることをお薦めします。この日は、すべての府立高校がブースを出して学校の特長や学校生活の様子などを紹介してくれますが、それを聴いただけで志望校を決めてはいけません。
夏から秋にかけて各地区や学校で行われる学校説明会に参加してみてください。できれば、そこで当該校の高校生に会って話をして、その学校が自分に合う学校なのかどうか自分の感覚で確かめてください。
学校説明を聴く機会はそれだけではありません。中学校長会や学習塾、PTAなどが主催する学校説明会が各所で開催されています。プレゼン方式の説明会もあればブースで個別対応する説明会もあります。比較的ゆったりとお話しできる説明会もありますので、是非参加してみてください。
毎年何人かの新入生やその保護者から、「〇〇の説明会で校長先生の話を聴いて、三国丘高校を受けることにしました」という嬉しい言葉を聞かせてもらいます。その度に、出会えてよかったと思います。今年度も全部で13回の学校説明会で、中学生や保護者のみなさんにお話しさせていただく予定です。よろしくお願いいたします。
さて、今日のお話は、新入生が感じる、入学前と入学後の学校生活イメージのギャップについてです。新入生は夢と希望に胸を膨らませて入学してきます。ただ、あたりまえのことですが、入学後の学校生活について抱いているイメージは人それぞれです。
これは、全くの私見ですが、合格発表後の生徒の行動は2つに分類できる気がします。「はりきるタイプ」と「はじけるタイプ」です。前者は、合格を機に学校生活に対するモチベーションが上がる生徒たちです。教科書や副読本の多さに驚きながらも知的好奇心を高め、課題にも意欲的にとりくめる生徒たちがこのタイプに含まれます。後者は、合格したんだから、高校生活を楽しもう!という方向にモチベーションが高まる生徒たちです。高校受験のために我慢していたことを思いっきり楽しもうという方向に、心も体も動いていきます。どちらが良いとか悪いとかいう話ではなく、極端になりすぎると軌道修正が難しくなるということです。
授業が始まった時、ほぼすべての新入生が感じることがあります。それは、授業進度の速さと課題の多さです。高校受験の勉強をしていた頃とはまた違う多忙さが押し寄せてきます。その時、自分の成長を実感しながら、充実感を感じることができるかどうかが大事なのですが、その話はとりあえず脇に置いておきます。
この記事では、三国丘高校をめざしてくれている中学生のみなさんが、入学後に、想像していた生活じゃない...と思わなくて済むように、1年生の生活を数字で示したいと思っています。使うのは、1年生(81期生)が実施している「つみたてMISA」(生徒が毎日の学習時間等を記録する取組)の分析結果です。
お伝えするのは、ゴールデンウィークから中間考査までの結果分析です。まずは、家庭学習時間です。平日の家庭学習時間の平均は113分、休日は207分です。学年では、平日2時間・休日3時間の家庭学習を推奨していますので、みんな、それを意識して頑張ってくれているようです。
そこで、中学生のみなさん、想像してみてください。中3生はもっと勉強していると思いますが、高校に入学したからと言って急に家庭学習時間が少なくなるわけではありません。これくらい勉強していないと授業についていけなくなると思ってください。
もう1つ、興味深い結果をお伝えします。家庭学習時間と中間考査結果の相関関係です。学習時間を教科別に100人ごとに区切って、多いほうから上位100人をA層、中位100人をB層、下位100人をC層と名づけました。その上で、各層の中間考査結果を比較したところ、各教科ともA層の生徒の点数の平均が最も高いことがわかりました。これは、当然と言えば当然のことなのですが、問題は、点数の差です。教科別に比較して、A層とC層の点数の差が最も大きかったのは英語です。4.6点の差がありました。中でも、英文法を扱う科目である英語Gの差は5点を超えていました。中学生の中には、早々と英語資格検定に合格し、それ以来高校合格まで英語の勉強を一切しない人がいるという話を聞いたことがあります。英語の点数の差が一番大きかったという結果と、何らかの関係があるのではないかと推測してしまいます。中学校の授業をしっかりと受けて、コツコツと積み上げておけば、高校入学後に慌てることはないように思います。
このブログの最初に、高校選びのことを書かせていただきましたが、私が言いたかったのは、志望校への合格がゴールではないということです。高校時代は青春の真っ只中だと思いますし、青春を謳歌することは人生にとって重要な意味を持ちます。でも、自分の想像どおりにいかないことを乗り越えていくのもまた青春の醍醐味だということを忘れずにいてほしいと思います。後悔しない高校選びを完成させるための最後のピースは、入学後の学校生活を知っておくことです。
私は、ある学校説明会で、中学生からこんな質問を受けたことがあります。「勉強と行事とクラブ、それぞれどれくらいの割合で頑張ったら良いんですか?」その中学生の真剣な表情を見て、私はこう答えました。「どれも100%ですよ」。
中学生は、びっくりした様子でしたので、続けました。「どれも100%なんて無理ですよね。だから、場面場面でどれに力を入れるのか、それを自分で決めて実行することが求められているんです。」
このブログを通じて私が言いたかったことは、中学生のみなさんに伝わっているでしょうか?三国丘高校だけのことを考えているのではなく、みなさんの高校受験が納得できるものになることを願っています。高校選びを楽しんでください。