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先生も学んでいます! 全日制と定時制が合同で教員研修を開催

 三国丘高校は、全日制と定時制が同じ敷地内に共存している学校です。同じ教室を全日制の生徒も定時制の生徒も一緒に使う「共用教室」もあります。

 全日制の完全下校時刻の18時は定時制の登校時間と重なるため、全定の先生が校門付近で登校指導と下校指導をする風景も見られます。

 全日制と定時制の先生が一緒に研修をする機会があっても良いんじゃないですか?という話になったのは、私と安達准校長先生の何気ない会話がきっかけでした。

 三国丘高校の教員は、全定を問わず、府立学校の教員として採用された訳ですから、いずれ転勤する日が来ます。どんな学校に転勤するかなんて全くわかりませんので、府立学校の教員としては、転勤先の学校でも生徒の役に立てる能力を培っておく必要があります。

 ということで、今回の全定合同教員研修のテーマは「保護者対応」です。どの学校においても、保護者からの意見や要望に真摯に向き合うことは教員として求められるとても重要な事柄であり、資質でもあります。が、特に若手の教員からすれば、困難さを感じてしまう場面があります。例えば、どうしても感情的になりがちな保護者に対して、自分の対応が正しいのかどうか不安になり、自分一人で判断して間違った対応をしてしまうようなケースです。

 そこで、今回は、首席を含むベテラン教員をキャプテンとして、数人の教員で構成されるグループを5つつくり、グループ単位で、ケーススタディを行いました。いずれのケースも、保護者から担任に電話がかかってきたという想定です。キャプテンが保護者役となって主張を展開し、これに若手教員が対応します。時に黙り込んでしまうシーンもありましたが、グループ内で助け合いながら研修を進めました。

 ケーススタディの後は、これまで様々な経験を積んできたベテラン教諭が助言をし、受講した先生方の理解の深まりを促しました。

 

 

 この研修をやってみて良かったことは2つあると思っています。1つは、今回想定したようなケースでは、まず、何よりも保護者感情を受け止めることが重要であり、そのためには、教員がどのような考え方で対処しなければいけないかということへの理解が進んだこと。もう1つは、教員間の繋がりが深化したことです。

 今日確認できたことは、まず保護者の意見や主張は教員の立場ではなく保護者の立場に立って聴くこと。そして、冷静に、順序立てて事実関係を整理すること。

 次に、管理職への報告は勿論のこと、関係教員がチームとして迅速に対応すること。その際は、電話ではなく家庭訪問等対面による対応を基本とすることです。

 三国丘高校は、全日制も定時制も、若手・中堅の先生が多い学校です。授業力や進路指導力の向上など生徒の高い志を実現するために必要な教員力を高めることは勿論ですが、今回取り扱った「保護者対応」のように、教員が備えておくべきベーシックな能力の向上についても、実践的な研修を行っておく必要があります。今回のテーマのように、コミュニケーション力をベースとした対応能力は、全日制と定時制に共通の課題と捉え、一緒に取り組んでいきたいと思っています。

 今回のブログは、いつもとは少し趣の変わった内容になりましたが、これを伝えることにより、本校両課程の保護者のみなさんが、どんなことでも相談しやすい学校になればと願っています。

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