公約実現! 三丘祭華やかに和やかに開幕

 下の写真は、今日の昼休みの中庭です。2年生によるバンド演奏をみんなで楽しんでいます。廊下の窓から手拍子をしながら声援を送っている生徒もいます。どの顔もキラキラしていました。去年まではなかった光景です。

 「去年まではなかった光景」と書きましたが、その理由を説明します。

 このイベントは現生徒会長が選挙公約として掲げたイベントだからです。高校でも中学校でも生徒会役員選挙があると思いますが、三国丘高校に「役員選挙」はありません。ややこしいことを書てしまって申し訳ありません。要するに、三国丘高校と他校との違いは「役員選挙」ではなく「会長選挙」だということです。もっと具体的に言うと、本校では複数の役員をそれぞれ選ぶ選挙ではなく会長だけを選ぶ会長選挙が行われるということです。生徒会執行部のスタッフとなる役員は会長が自らの責任の下集めてきます。他校とは根本的に違うこのシステムを説明するのに私がよく例えるのがアメリカ大統領選挙です。国民が選ぶのは大統領だけです。その大統領...ではなく会長が選挙の時に約束した公約を果たすのが会長とスタッフ(生徒会執行部)の仕事ということになります。

 まわりくどくなりましたが、現会長が選挙で公約したのが今日のイベント(名付けて「三丘祭」)だったという訳です。生徒会組織は全ての中学校や高校にあると思いますが、生徒会長が公約したイベントを生徒の力だけで実現できる学校ってどれくらいあるでしょうか。出演者の受付けからプログラミング、音響機器のセッティングや撤収などすべてのことを生徒が担うイベントを昼休みという限られた時間に滞りなく行える学校はほとんどないと言っても過言ではないでしょう。

 私の頭の中には今も、あいみょんの「君はロックを聴かない」が流れ、心からリラックスした表情でひと時のイベントを楽しむ生徒たちの笑顔が浮かんでいます。私にとっては誇らしい笑顔です。